【レビュー】PUNIHI LOADER 2(プニヒローダー2)
-緩い見た目しつつガチな造型のロボゲー-

レビュー
ゲーム名PUNIHI LOADER 2(プニヒローダー2)
ジャンルアクション、メカ、シューティング
プレイ人数1人
プレイ時間目安最高ランク解放に7~10時間程度
※アリーナを攻略してランクを上げていくのが本ゲームの主目的で、
 初期→アマチュア→プロ→ネオアサヒカワチャンプの順に昇格する。
※あくまでアリーナ攻略の目安でミッション攻略は除く
販売形態Steamのみ
価格1500円
日本語化の有無初期設定は英語だが、公式で日本語対応
参考URLSteam
https://store.steampowered.com/app/1956960/2/
一口メモ謎生物ぷにぴが目に付くも、その実カスタマイズ性が非常に高いロボゲー

今回は謎生物のぷにひ達がロボットに乗って戦うPUNIHI LOADER 2をご紹介致します。

ゲーム性自体は非常にシンプルなアクションシューティングとなっており、ストアページを見るとどこか緩い姿のぷにが目立つゲームとなっていますが、メカのパーツがどれも凝っており、非常にカスタマイズする楽しさのあるゲームとなっています。

また、明確なストーリーは特にはない本作でありますが、テキスト自体は非常に凝っており、往年のロボゲーのように、読んでいるだけでも楽しいタイプのゲームとなっています。

Steamでは近年こそロボットアクションゲーム自体は増えているのですが、ここまでカスタマイズ出来るロボゲーというのはやはり珍しいので、ロボットアクションゲームに飢えているPCゲーマーにもオススメ出来るゲームなのではなないかと思います。

↑なお人間自体はいる世界の模様。一体何者なんだぷにひ…

①特色ある凝ったメカデザインに細かいモーションの数々

はじめにでも述べましたが、緩いぷにひの見た目に反して、本ゲームのメカデザインは非常に良く凝ってます。メカのパーツを提供する会社が複数存在するという世界観設定になっており、会社毎に特徴的なメカデザイン・武器設計がされています。

また、その挙動も細部まで良く作られており、パーツ毎に武器の構え方や展開ギミックが異なっていたり、リロードモーションが細かく丁寧に作られているなど、眺めていて楽しいものとなっています。

更に種類に関しても豊富で、例えば足のパーツとしては、ニ脚・四脚・フロート・タンク・車輪(バイク型)が存在したり、武器種なども、近接・盾・ライフル・マシンガン(サブマシンガンやガトリングなど)・ショットガン・バズーカ・ミサイル・ロケット・レーザー武器・その他大型武器など非常に豊富な種類があります。

まさにロボゲーでは非常に大切なポイントである、機体を組む楽しさが詰まったゲームと言えるのではないでしょうか。

↑執筆時点でゲーム内に6大企業が存在し、それぞれがロボット(ローダー)を製造・提供している。
 これにどの企業にも属さないジャンクパーツを合わせて7系統のパーツが存在する。

ここから紹介するのは、実際に筆者が企業毎に分けて組んでみた機体の例です。
なお各企業毎に様々なパーツが存在するので、画像はあくまで一例です。

↑左が建築企業の愛宕 右がコンクリートを扱うモーリスコンクリートの機体

↑左がオモチャ関係のオリオンホビー 右がエンジンを扱うタカオ発動機の機体

↑左がフーフォン自動車 右がブラックマウンテンギアの機体

↑最後にどの企業にも属さないジャンク品二選
 左はただのジャンク品の寄せ集めだが、右は発掘された異文明の機体という設定

↑左画像の通り、部位は全部で5つに分かれており、これらを自由に組み合わせて機体を作成する。
 なお右画像を見ると分かるが、機体カラーや、搭乗するぷにひの見た目もカスタマイズ可能

↑細かいモーションも本作の見所。例えば動画は戦闘開始時にしか見れない武器構えモーション。
 二本腕を使って刀を構えるちょっとしたモーションが格好良かったりする。

↑UIの関係で少々見にくいが、動画はラーナキャノンという大型キャノン方のリロードモーション。
 ラーナキャノンは単砲(弾を一発ずつしか撃てない)でありながら二連射出来る特徴を持っている。
その理由は脇に一発だけ砲弾を保持する事で素早く装填出来るからというもの。
そのため、ゲーム中でも二連射時とリロード時でモーションが若干異なるという細かさを持っている。

②世界観を彩るテキスト群

ストーリーモードなどは本作には存在しませんが、それはそれとして、本作では様々なテキストが用意されており、読んでいて面白いものが多いです。例として、本作では一部ぷにひをチームメイトとして雇う事が出来るのですが、アリーナの攻略が進むとチームメイト達の機体も更新されてテキストが更新されるといった事などもあります。

この他にも、アリーナでの戦闘では、敵チームのぷにひ達の通信が表示されたりなど、ちょっとしたキャラ付けがされているのも特徴的です。

↑雇用したチームメイトに関しては進行に合わせてプロフィールが更新される

↑アリーナの対戦相手に関しては、試合開始直後や、敵の体力減少時に通信が表示される。
 画像は相手が市警隊となっており、志望者アピールを兼ねて参加している事が分かる。

③攻略にはある程度しっかりした戦略が必要

本作は例えば死にゲーといったゲーム程高難易度ではないものの、特にミッションの攻略においてはある程度しっかりした戦略を立てる必要があります。特に防衛系のミッションにおいては、自機を狙う機体と防衛目標を狙う機体とで明確に分かれており、倒すべき敵の優先順位を明確にしたうえで対処していかないとかなり苦戦する程度には難しい所もあります。リトライ等は非常に簡単に行えるので、色々試行錯誤しながら遊べるのは、本作の面白いポイントであるように思います。

↑ただ目の前の敵を撃っているだけでは画像のように防衛目標をタコ殴りにされてしまう。
 かといって周囲の敵をあまりにも無視すると自身が撃墜される恐れも。
 このため、敵毎に優先順位を決め、しっかりと対応していく事が本作では重要になってくる。

④サウンド面も良好

本作は武器や戦闘中のBGMなどサウンド面に関しても良好な作品となっています。

インディゲーで小規模開発という事もあり、ボイス関連は特に収録されていないのは少々寂しいポイントではありますが、ボーカル付きのBGMが流れたり、キャノン砲など大型武器のサウンドは重めに設定されていたりなど、ロボゲーの戦闘を盛り上げるうえで欠かせないポイントはしっかり抑えてあると言えます。

↑動画はNPCvsNPCの試合を観戦出来る機能を使って試し撮りしたもの。
 サウンド面で抑えておきたいポイントはしっかり抑えられている。

①まだ先行アクセス

ゲームとして必要な要素は現時点でも十分しっかり抑えられているものの、本作はまだアーリアクセスのゲームとなっております。インディゲーで開発が小規模という事もあり、大きな更新も4~5か月に1回とスローペースです。

②ミッションの難易度は高めな一方で、アリーナの難易度は低め

本ゲームはアリーナ攻略とミッション攻略の二本柱となっているわけですが、前述したようにミッション攻略の難易度は比較的高めな一方で、アリーナの難易度は低いように感じました。なぜこうなっているのかを推察する事は非常に簡単で、アリーナは3vs3の対等な条件下で戦っているのに対して、ミッションは敵が大量に湧いて物量差が生まれるためだと思われます。アリーナの敵AIの仕様もおそらくプレイヤーの僚機のものとほぼ同様なので、行動を予測しやすいものとなっており、この点でもアリーナの難易度は低くなっていると言えます。

あくまでロボットのカスタマイズが本ゲームのメインの要素であり、色んなアセン(装備)で遊ぶためなら難易度は二の次とも言えますが、念のため注意点として挙げておきます。

以上がプニヒローダー2の紹介記事になります。

たとえインディゲーであるという事を考慮しなかったとしても、ロボゲーとしてはかなり上質に感じたので、お手頃価格という事もあり、ロボゲーに飢えてる民にはオススメ出来るゲームなのではないかと思います。

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