【レビュー】Outpost: Infinity Siege
– 気長に遊ぶ新感覚防衛シューター –

レビュー
ゲーム名Outpost: Infinity Siege
ジャンル探索シューター、タワーディフェンス、基地建設、FPS
プレイ人数1人~4人
販売形態PlayStation 5、Steam、Xbox Series X/S
価格2800円
日本語化の有無公式で日本語対応済み
参考URLSteam
https://store.steampowered.com/app/1566690/Outpost_Infinity_Siege/?l=japanese
一口メモPVとのギャップから初動の評価は落ち込んだが、やり込んでみると独自の面白みも感じる探索FPSTD

IGNのPVより

今回は探索シューターとタワーディフェンスが合わさった新感覚なシューティングゲームであるOutpost: Infinity Siegeについてご紹介致します。

本作はTD要素を前面に押し出したPV映像に比べ、ゲーム本編では探索シューター要素がかなり唐突に出てきた事で、そのギャップから初動における評価が大きく下がった作品となっております。

しかし一方でやり込んでみるとそこには独特の面白みがあり、特に自身の拠点を一歩一歩着実に大きくしつつもその拠点で敵と戦うという感覚は、探索シューターから見てもタワーディフェンス方面から見てもかなり新鮮で面白いポイントになっています。
※あえて既存のゲームで例えるなら7 days to die をもう少し拠点防衛に主軸を寄せたようなゲームと書くとイメージしやすいかもしれません。

本作は探索要素が唐突ながらも出てきたという事もあり、PVだけではゲームの流れがわかりにくいため纏めると次の通りです。

①事前準備パート
研究/開発/拠点建築/マップに突入する前の持ち込むアイテム選択

②探索パート
 ・研究開発のための物資集め(未来への投資)
 ・物資の回収手段やその量に応じた防衛パートの難易度決定
・マップ内でのモジュール回収によるバフ効果の獲得
 ・防衛パートに向けた事前準備
⇒電力(スタミナ)が尽きるまで只管物資を回収したら防衛パートへ

③防衛パート
 ・自軍拠点を中心とした防衛(タワーディフェンス)
 ・時間までに防衛し、無事脱出出来れば防衛成功

①事前準備パート

ミッションに飛び込む前の準備パート。メインとなる本拠点の建築自体はこの段階で行う。

新規のタレットや補助装置の開発を行ったり、店に寄って開発素材やタレットを購入したりなど、戦闘に飛び込む前の準備を色々行う。

また、アイテムを事前に持ち込む事が可能となっているため、高難易度のマップに挑戦する際には、事前に弾薬を持ち込んでおいて余裕を持って挑んだりなど出来る。

↑例えば拠点構築などは事前に行う

↑ショップなどもあり、拠点構築に足りない素材を購入したりなど

②探索パート

プレイ時間的には一番ここが長くなるパート。
高難易度ではしっかりここで準備をしないと防衛パートが難しくなる。

探索パート内では
マップ選択→探索→アイテム収集→回収品の整理→離脱→次のマップを選択
の流れで探索し続ける事になります。

このパートで一番重要なのが回収品の整理のパートです。
マップで回収したものは①そのまま手元に保持②拠点のコンテナに預ける③ドローンに預ける(中盤から)の三択になっています。
そして②が一番沢山のアイテムを預けられるのですが、同時に防衛パートの難易度は②で預けたもので決定されるという特徴があります。

つまり①や③は一切防衛パートの難易度に影響しません。なので例えば価値の低いものを②のコンテナに預け、高級品は①や③で持ち帰るなど、手持ちをやり繰りしながら色々と工夫するのが個人的には面白いポイントです。

↑マップにはモジュールがあり、こういったものを集めて防衛パートに備えるのも探索パートの意義

↑例えばコンテナに預けたり(画像左)、手持ちにアイテムを抱えるなど(画像右)

↑回収するアイテムから難易度が決まる。このアイテムはあくまでコンテナにしまったアイテムのみ
そのためアイテム回収メインか、強敵と戦うのメインか、目標に合わせて調整していく

↑例えばこの画像の場合、上がコンテナに納めたアイテムで、それ以外のアイテムは下の直接回収
全体で1万ものアイテムを回収しているが、防衛フェーズの難易度は560分の低難易度になっている

③防衛パート

本ゲームのメインがこの防衛パートです。
低難易度だと防衛パートもそれ相応に簡単なため、ついつい探索パートがメインに感じてしまうのですが、難易度が上がるにつれこのパートの比重が非常に重くなっていきます。

防衛パートは基本的に拠点で構えるのが基本となりますが、拠点に設置した支援装置によっては追加でタレットを設置出来る場合があり、余裕があるなら前に出て戦う場合もあります。

↑基本は事前に組んだ拠点が主戦力だが、拠点が大きくなると離れた位置に防衛施設を建てる事も可能。

①個性豊かな装備の数々

タレットや支援装備に目を向けた場合に個性豊かなものが多いです。個人的にはロボット兵器に乗り込みつつ、降りたら自動で戦ってくれる姿などは好きな絵面の1つです。

また、本作はタレットの開発などに時間がかかる事から反発を招いた面はあるのですが、一方でそれはそれとしてPVのような派手な戦闘シーン自体はPV詐欺ではなく、タレットが揃ってくるとちゃんと派手な戦闘シーンが起こるようになっており、臨場感あるものとなっています。

↑個人的にお気に入りはロボ。これ以外にもガーディアンと呼ばれる小型のものも存在する。

↑PVと同じ拠点を立てるにはかなり時間がかかるが、そこまでいかなくとも派手にはなっていく。

②自キャラの強みとタレットの強みがハッキリしている

基本的にタレットは継戦火力に優れる一方で、自キャラの場合はスキル効果時間中は高火力を出せるという特徴があります。なので普段の戦いはタレットが弾切れないように目を配りつつ、強敵が湧いたら自キャラで纏まったダメージを叩き込むという戦い方になります。

この手のゲームの場合、どちらかに寄ってしまう事が多いのですが、本作の場合は比較的メリハリが利いている方のように感じました
※勿論難易度が低いとタレットだけに任せて終わりという事もありますが、高難易度はタレットだけでは中々難しかったです。

③あくまで防衛パートがメインになる

ゲーム序盤の頃は、探索の比重が重く、防衛パートのPVに惹かれて購入した身としては少々微妙に感じる所もあったのですが、ゲームの仕組みを理解し、高難易度のステージに挑むようになると、防衛がメインなのを実感していくようになりました。

また、探索シューターというと、素材を集めて拠点を強化というのが1つの流れなのですが、本作の場合は強化した拠点がそのまま防衛パートに活きてくる仕組みなため、拠点に○○を作りたいから探索しよう!という探索のモチベにも活きてきます。

↑例えばこの動画は筆者が約50時間かけて整えた拠点だが、このように探索パートでの頑張りが見える形で反映される上に、そのまま防衛パートに活きてくるため、拠点を作るモチベーションに繋がる。

①チュートリアル要素が多く、全体的にコンテンツが遅め

これは本作が不評だったポイントに絡むのですが、チュートリアル的な要素が長く、楽しくなってくるポイントが遅めになっています。例えばプレイ始めの2時間は、やれることが非常に窮屈なのでハッキリ言ってしまえばかなり退屈になっています。もっというなら使える設備やコンテンツが一気に増えるのはプレイ時間が10時間を超えた辺りからであり、全体的にコンテンツが後ろに寄っています。

上位砲台の追加などはともかく、便利な支援装置が使えるようになるのは中盤以降なうえ、最上級のタレットや支援装備となると、そもそも素材を手に入れるためのハードルがかなり高いため中々作れません。この時間がかかる作りなのは序盤で折れてしまう原因なのかなと思います。

ちゃんとやればやる程面白いゲーム性だけに、序盤中盤が気だるい所は残念な所です。

②演出やグラフィック等は値段相応に荒め

本作の演出やグラフィックは正直粗削りです。敵の挙動についても防衛パート想定のものとなっているため、探索パートの敵は、ごく一部を除いて少し気の抜けたような動きをするものが多いです。この要素が①と組み合わさり、序盤のプレイを不安にさせる要素となってしまっています。

以上がOutpost: Infinity Siegeの紹介になります。

癖の強さから初動で色々言われたゲームではありますが、一方で独自の面白みも多いゲームなので、ぜひ一度触れてみて、序盤で折れずに遊んでみる事をオススメ致します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました