【レビュー】World End Diner(ワールド エンド ダイナー)
~のんびりとした世界で勤しむレストラン経営~

レビュー
ゲーム名World End Diner(ワールド エンド ダイナー)
ジャンルシュミレーション、サンドボックス、料理系、経営
プレイ人数1人
プレイ時間目安ゲーム形式上明確な終わりはなし。
ゲームの進行速度が緩やかになり始めるのは10数時間辺りから
進行速度にもよるが、50数時間でも全ての要素がアンロックされるわけではなく、
100時間以上遊べる
販売形態Steamのみ 早期アクセス
日本語化の有無公式で日本語対応済み
一口メモ急かされる事のないレストラン経営ゲーム
Steam で 20% オフ:World End Diner
人類滅亡後の、世界最後の島で、レストランを経営しよう! 生き残った可愛い動物達やロボット達のために、美味しい料理を作り、農場を経営し、森を探索し、最高のダイナーを作り上げよう!

今回ご紹介するゲームはWorld End Diner。
ロボット店主となって、森の動物達や他のロボット達相手にマイペースにレストラン経営をするゲームとなっております。

↑鳥の囀りを聞きながらレストラン経営に勤しむ

本作最大の特徴は全体的に緩い雰囲気の中でレストラン経営が行える事でしょう。
レストラン経営や料理系のゲームというのは非常に様々なものが存在しますが、収支を管理して黒字経営を行ったり、制限時間内までに料理を作って既定の数提供できるかなど、全体的に何かしらのノルマが課せられる事が多いです。
一方でこのゲームはそういった時間制限付きのノルマが存在しません。目標そのものは存在しますが、時間制限がないため、自分のペースで少しずつ取り組んでいけるのが魅力的なゲームとなっています。

①行動1つ1つに対する裏目はなく、利益になる。

目標に時間制限がないのは既に述べた通りですが、もっと言うとどんな行動をしても全てメリットがある事がこのゲームの面白い所です。例えば料理には生産数ボーナスというものがあり、一定回数作る毎に単価が上昇していくというものがあります。そのため例え同じ料理を作り過ぎてしまったとしても、商品そのものの利益が上昇するため、全くの無駄にはなりません。

また、店で提供する食品とは別に納品オーダーやクエスト、イベントなどで特定の食材を纏まった数作成したり、提供する必要がある場面が出てくるため、こういった意味でも、作り過ぎたり、店に並べない料理を作っても無駄になりません。

↑料理を納品するイベントなどもある。

料理の作成には、ものによって一部材料費等もかかるのですが、店舗維持費等が取られるといった要素もなく、絶対に資金がマイナスに行く事はないため、破産等も恐れずにノビノビとしたレストラン経営が出来ます。

②のんびりはしてるけど、やる事は多い

のんびりマイペースに遊べるとは言いましたが、だからと言って完全に暇になってしまう時間もなく、常に何かしらやる事があるというのもこのゲームの良い所です。例えばプレイヤーは店周辺を探索して採取活動等も出来るため、客の勢いが落ち着いたら採取活動をして資材を集めるといった事が出来ます。

↑木材は要求される機会が多いため、隙あらば伐採すると良い

店内においても突発的なイベントや、掃除といった要素があるため、店内への気配りも欠かせません。

↑客は一定確率で店を汚していくため、綺麗にする必要がある。
  ※掃除に関しては一部自動化可能

↑店内で暴れる客を殴って止める店主

このように、常にやる事があるため、プレイ中にやる事がなくなって虚無時間を過ごすといった事もなく遊べます。

③成長要素が多い

成長要素が多く、常に何かしらの新規解放要素(目標)があり、マンネリ防止となっております。
成長要素に関わる要素としては以下の通りです。

・売り上げ目標&来客数目標:1日辺りの達成目標。達成すると資金やスキルポイントを貰える
・ダイナーレベル:店のレベル。レベルに応じて出来る事が増えたり、イベントや客の種類が増えたりなど、やれる事が大幅に増える
・生産スキル:飲料物を作ると水スキルが上がったりなど、スキル事に関連した行動を取ると上がる。新規料理などを習得する際に、特定レベルに到達する事が要求される。
・スキルポイント:色んな行動で貰える。新規料理習得時限定で使える貨幣のような物
・イベント通貨:なにかしらイベントがある時のみ表示される。画像撮影時はクリスマスイベント中で、クリスマス限定家具等を交換するのに使う
・クローバースキル:主にクエスト達成報酬たマップ探索時に貰える。生産量アップや掃除効率アップなど、作業効率に関わるスキルを習得する時に使われる
・お金:料理提供やクエスト達成報酬で獲得。材料や機材、家具の購入などに使う。
このようにいくつもの成長に関わる要素があり、これらを使って様々な方向に成長出来るので、新鮮な気持ちで取り組めるゲームとなっています。

↑果てはお土産作成や宿泊施設経営までやれるように

①全体的に時間がかかる

このゲームのんびり遊べるのはそうなのですが、一方で全体的にかかる時間が長いのは気になる点ではあります。特に新規解放要素で最も要となるダイナーレベルは、稼ぎ効率を上げるには客席回転数を上げる(1日辺りに訪れる客数を増やす)しかないものの、回転数を上げる方法は席数を増やすなど限られてくるため、中々に時間がかかります。
基本的にはダイナーレベルで解放された要素を1つ1つ習得しながらダイナーレベルを上げる事を想定されているようなので、ダイナーレベルで上がった要素がツボにはまらないと少々辛いかもしれません。

②作成行為そのものは簡素

料理系ゲームとしてはその作成過程に重点を置く人もいるかと思うのですが、本作の料理作成にはミニゲーム要素等もなく非常に簡素なものとなっております。複数工程を経ないと作れない料理などはありますが、作成行為そのものはワンクリックで済ませたり、せいぜい長押しする程度しかないので、レストラン経営に集中したいからこれで良い!という人もいれば、物足りない人もいるのではないかと思います。

以上World End Dinerに関するレビュー記事になります。
ドット調の明るい絵面の中で、可愛い動物やロボット相手に行うレストラン経営は非常に朗らかなものであり、落ち着いて黙々と遊べるゲームとなっております。一応終末世界なので、世界観設定的に不穏な要素が一部あったりはしますが、それがゲーム中にドッキリ要素などで反映されるといった事は【全くない】ので、安心してレストラン経営に取り組みましょう。

人類そのものは滅亡してる

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