【レビュー】STAR WARS™ バトルフロント™ II
-7年経ってもまだ楽しめる多人数対戦ゲーム-

レビュー
ゲーム名STAR WARS™ バトルフロント™ II
ジャンルマルチプレイヤー、シューティング
プレイ人数1人(ソロモード)・4人(COOP)・40人(対人)
販売形態PlayStation、Steam、Xbox Series X/Sなど
価格4200円
※セール時504円を確認
日本語化の有無公式で日本語対応済み
参考URLPS5
https://www.playstation.com/ja-jp/games/star-wars-battlefront-ii/
Steam
https://store.steampowered.com/app/1237950/STAR_WARS__II/?l=japanese
一口メモ対人人口的に購入はPC版推奨
※クロスプレイ未対応なため

今回紹介するスターウォーズバトルフロント2(通称:バトフロ)は、2014年に発売されたEA産のゲームとなっており、EAのバトルフィールド(BF)シリーズのように、最大40人での多人数戦が売りとなっている対人戦がメインとなるゲームです。

本作はその発売から約7年も経過しているにも関わらず、独自性が強く魅力的なゲームシステムや、カジュアルに遊べるゲーム性となっており、定期的にセールになるという事もあり、未だに多くのプレイヤーが遊んでいるゲームとなっています。

本作はスターウォーズを元にしているものの、ゲーム自体が非常に良く出来ているため、スターウォーズを知らなくとも楽しむ事が出来ます。

なお本作と全く同じタイトルで、パンデミックスタジオ産のものがあり、そちらもレトロ作品(2005年発売)の名作ではありますが、買い間違えないようにご注意ください。

↑Steam Chartsの人口推移の画像。
2024年でも平均1000人前後、最大4000人とそれなりの人口を維持している。

①カジュアルかつ簡単な基本システム

バトルフロント2の基本的なゲームシステムは非常に簡単なものとなっており、メインウェポン1つに3つのアビリティが基本構成となっています。アビリティはクラス毎に固定されているため、これらのアビリティを使いながら銃撃するのが基本スタイルとなります。

そして本作のカジュアルな点として、弾薬の概念がありません。撃ち切ったらリロード(冷却)する必要こそあれど、撃ち尽くす事はありませんし、グレネードなどの投げ物はそもそもアビリティとして設定されているので、クールタイムが上がる毎に投げる事が可能です。

そのため本作は前線で常にドンパチ銃撃戦が起こっているタイプのゲームであり、物陰に隠れて撃つといった事も少ないです。

またクラスシステムは、基本クラス4クラスに、勢力毎に異なる上級クラスやヒーローなどがいるのですが、基本クラス以外は武器固定となっており、武器やアタッチメントの種類も少ないため、非常に簡易的なものになっています。

唯一自キャラを強化出来るカードシステムの種類が少しだけ多いですが、こちらもアビリティのダメージを上げたりなど内容そのものは単純明快になっています。

以上のように、簡単でカジュアルに遊べる事が本作をオススメ出来る要素の1つとして大きいです。

↑例えば基本クラスの1つヘビーはグレ・シールド・セントリー(ミニガン)の3つが使える。

↑メインウェポンはクラス毎に5種類しかなくアタッチメントも3つのみ
そのためEAのBFシリーズなどに比べるとかなり簡素である。
カードシステムは少しだけ種類が増えるが、実際に装備出来るのは3つまでであり、効果も分かり易い。

↑なお視点切り替えで1人称にも出来るが、1人称視点は基本クラスでしか行えない。
 またスナイパーなど1人称を要求する武器は自動で切り替わるためあまり使わない。
そのためシビアなエイムを要求されるような武器は少なくなっている。

②唯一無二のヒーローシステム

本作が未だに遊ばれている理由として、ヒーローシステムの存在が挙げられます。

バトルフロントでは、戦場の活躍に応じてポイントが貯まるようになっており、そのポイントを消費してヒーローや上級職を操作出来るようになっています。このヒーローが唯一無二のシステムとなっており、スターウォーズを元ネタにしているからこそ出来るゲーム性です。

使えるヒーローは勢力毎に異なってきますが、ライトセイバーを使う近接型と一般クラス同様にライフルを使って戦う遠距離型の2つに分かれており、自身の好みに合わせて選出が可能です。

このヒーローは、ダメージを受けると段々体力の最大値が減少する代わりに、頭一つ抜けて強力な性能となっており、無双の活躍が出来ます。

一方で、戦場に出撃出来るヒーローや上級職には人数制限がある他、ヒーローも数の暴力には勝てないため、いかに味方と連携しつつ戦えるかが大切になってきます。

このヒーローの存在があるからこそ、戦場にメリハリが利き、またヒーローを操作する爽快感もあるため、未だに愛されていると言えます。

↑例えば近接型のヒーローはスタミナを消費して敵の銃撃を反射する事が可能。
 動画のダースベイダーは近接型の中でも特に耐久面で優れており、他に比べスタミナ消費も少ない。
そのため味方の最前線に立って盾になりつつジリジリ前線を上げる戦い方が向いている。

↑同じ近接型でもダースモールの場合は跳躍による高速移動に優れる。
そのため相手に一気に近づいて荒らしたら離脱するスタイルが向いている。

↑ボバフェットは遠距離型のヒーロー。背中のジェットパックのお陰で空中移動能力が高い。
 また反射する事が出来ない爆発物でアビリティを固めており、賞金稼ぎらしくヒーローに強い。

↑なお上級職もヒーローの真似事が出来るものからユニークなものまで様々。
 ジェットパック兵(画像左)はボバフェットのように空中からの一撃離脱を得意とし、
 ドロイデカ(画像右)は高速移動形態と高耐久砲台形態を使い分けるユニーク性能

③様々なモードが存在

基本的には対人戦がメインではありますが、各種様々なモードが存在するもの魅力的です。

勿論年数の経過もあり、一部遊ばれていないモードも存在しますが、少なくとも本作の醍醐味である大規模戦闘のシュプレマシーと、COOPモードは広く遊ばれており、シングルモードについても複数遊び方が存在するため、その時の気分に合わせて色々な遊び方が可能となっています。

↑基本的には大きく分けて3つのモードに分かれており、どれも一定数遊ばれている。

↑シングルプレイ(ソロモード)にしてもいくつかモードがあるため、ソロ勢にも優しい

①育成システムがある

EAのBFシリーズなどにも言えるのですが、本作でもレベルアップによる育成システムが存在します。

アビリティを強化するカードシステムについては、そのクラスを実際に使ってレベルを上げなければならず、特にヒーロークラスは最大強化したカードを装備しているかどうかで性能が大きく変わってしまうため、少々面倒です。

幸い対人戦だけでなく、コープモードなどオンラインモードなら一通り経験値稼ぎが出来るようになっており、上げなければいけないレベルについても、他のゲームに比べると少なく済むため、そこまで大きな負担にはならないものの、万全な状態で遊ぶまでのハードルが少し高くなっているのも事実です。

↑ヒーローは25レベルになればレベルマックスのカードをフル装備可能
 COOP1回でレベルが1~2上がる他、曜日によっては経験値ボーナスがあるため、
 他のゲームに比べるとレベルを上げやすい方ではある。

②オリジンの導入が必要

一昔前のEAのゲームを遊んだ事がある人だと大なり小なり経験した事があるのですが、PC版の場合、Steamで購入してもオリジン(EA専用スチームのようなプラットフォームの事)の起動が必須です。

凄い手間がかかるわけではありませんし、PCゲーで遊ぶならオリジンをインストールしておいても損する事はありませんが、Steam一本で纏めたい人には少々不便でしょう。

以上がスターウォーズバトルフロント2の紹介になります。

対人目的でなくとも、ソロモードやCOOPモードでも十分遊べるうえ、スターウォーズ関連作品はセールの対象になる事も多いので、ぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。

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