『ストリートファイター6』初心者向けキャラ選択ガイド Year2仕様

攻略

今回はYear2に対応した初心者向けキャラ選択ガイドになります。

1年目仕様を一度作成したのですが、キャラの追加・キャラの調整や筆者自身の知識・考え方の変化等もあり、新たに2年目仕様のガイドを作った次第です。

そのため、基本的には1年目に作成したガイドを雛型にしつつ、2年目仕様に内容を修正したものとなっています。

また今回はキャラ選択を主題としている関係で、初心者だけでなく、スト6の購入を検討されている方にも一部参考になるのではないかと思います。
なお見出しに応じて用語集も付けているので、わからない用語があった時にはそちらも合わせて見て頂けたらと思います。

初心者向けと一言に言っても色々想定があると思いますので、まずはじめにこの記事でどのような想定をしているか触れておきたいと思います。

  • ストリートファイター6で格ゲーを初めてor久しぶりに遊ぶ方
  • 操作タイプはモダンでパッドで遊ばれている方(4ボタンの一般的なパッド)
  • 最終的にはゴールド帯~プラチナ1到達を一つの目標に

想定としては上記の通りです。なお到達目標をゴールド~プラ1にしたのは、このランク帯まではアシストコンボ(とキャラによっては簡単なコマンド)だけで到達出来る(難しい操作が要求されにくい)ランク帯がこのラインである事が理由の1つとして挙げられます。また、このランク帯に到達出来るならば、ゲームに慣れてきていると思うので、場合によっては一度別キャラを触ってみるといった事に挑戦しやすいのもこのランク帯になるのではないかと思います。

モダン操作はアシストコンボ中心に戦う分にはキャラ替えを行いやすい操作方法となっています。そのため、最初から好きなキャラを見つけて遊んでも良いですし、オススメされているキャラを最初に触ってみて、目標ランクに到達する=ゲームに慣れてきたら気になっているキャラへ変更して遊んでみるなどの方法があるかと思います。

この用語集で扱っているもの=コマンド、前や後ろについて、モダン操作、アシストコンボ、ランクについて

それでは今回のメインテーマであるキャラ選びの話に入っていきますが、やはりゲームを遊ぶなら見た目も大事にしたい人が多いと思われますので、まずそれぞれのキャラクターの外見について簡単にご紹介致します。

試合中のキャラクターモデルはゲーム内ショップや公式HPでも見る事が出来ますが、今回は試合中の見た目以外にも、ランクマッチで遊ぶなら見る機会の多い試合前カットインとキャラクターの勝利カットインも併せて載せましたので参考にしてみてください。

キャラを見る前に注意!
  • キャラクターの中にはモダン操作であっても操作が難しいキャラが存在します。
    なので1キャラだけ選ぶのではなく、例えば3キャラ程選んでから後でご紹介する
    おすすめキャラティア表と合わせて考えるのをオススメします。
  • ラシード・A.K.I・エド・豪鬼・ベガの5キャラはDLCキャラクターなのでスト6本体のみを購入した場合は選べません!気になった場合には別途購入してください。
  • 現状スト6は1キャラ辺り最大3つのコスチュームがありますが、コス1がデフォルトです。
    またコス2はワールドツアーモードを進めるorゲーム内ショップで課金購入を、コス3はゲーム内ショップで課金購入する必要があります。キャラクター別に選んで購入する事が出来るため、気になったキャラのコスチュームだけ買うといった事は出来ます。
    ※コス2に関して:正確にはワールドツアーモードを進めると、各キャラクターの好感度を上げられるようになり、好感度を上げる事で衣装を貰えます。好感度を上げるには一定の作業が必要になりますので、課金せずに効率的に全キャラコスチューム2を解放したい場合には、実際にはワールドツアーモードクリア後になるかと思います。

ルーク

コスチューム1

コスチューム2

コスチューム3

タブのキャラ画像アイコンはとりあか様(@ft_toriaka)のものを使わせて頂きました。感謝。
https://twitter.com/ft_toriaka/status/1693725020844167437

見た目の次はキャラの使い易さ(性能面)からキャラを紹介したいと思います。
私なりのティア表を作成したので、そちらと合わせてご紹介していきます。

筆者による最初に触るならオススメするキャラティア表

S=最もオススメ
A=オススメ
B=使う上で難しい点も存在するがオススメ
C=少しゲームに馴れてから触るべき
D=最初に触るのはオススメしない
E=オススメしない(他キャラに応用が全く効かない独自路線キャラ)
同ランク内については左が最もオススメ、右へ行くほどオススメ度が下がるイメージ


↓記事の趣旨とは異なるため具体的には扱いませんが、将来的な強さも見据えたい人はこちらもどうぞ


モダン操作で一通りのキャラクターを触ってはいるものの、筆者は別に満遍なくキャラを使いこなせるような器用なプレイヤーでもないので、世間的評価や公式ダイアグラム(使用率含む)、MR分布やモダンの強みを活かしやすいかどうが、モダンでどれ程主力技が削がれているかどうか、などを考慮してあくまで参考として考えて見ました。
Aランクぐらいまではモダンの強みを活かしやすく、Bからモダンでは使えない技の影響が大きくなり、C以下はかなり辛い部分があるように感じます。(もっと言うならAランクのキャラクターであっても、主力級の技がもがれているという事はままあります。)

筆者自身はキャラの好みからモダンマノンを使っていたりという事があるため、そこまで大袈裟に捉える必要はありませんが、将来的にもモダン操作の評価が比較的高いキャラクターを使いたいタイプの人はAランク以上のキャラクターをオススメ致します。

そのキャラを使い続ける場合も考慮して一部自分が知っている範囲の知識も書いてはいますが、将来的にゴールドやプラチナになれたら十分だと考える方や、キャラ替えに抵抗がない方の場合には、少なくともBランクまでのキャラクターは特に問題なくオススメ出来ると思います。

それではここからキャラ評を書いていきたいと思うのですが、キャラ評を書くにあたってはゲーム用語への理解が少しだけ必要になってきます。この見出しで必要そうな用語は下記に纏めておいたので、キャラ評を読んでいてわからない用語があったら見ていただけたらと思います。

またYear2版からは、各キャラクターの下にキャラの雰囲気を簡単に知れるよう短い動画も用意しました。どのような戦い方をするキャラクターなのか実際に見てみたい場合には参考にしてみてください。

この用語集で扱っているもの=ドライブゲージ、バーンアウト、ドライブラッシュ、ドライブインパクト、OD技、SA、通常技、弱中強、弾(弾抜け)、対空、溜め技、中段技、画面端、ラウンド

  • ドライブゲージ
    体力バーの下にあるゲージの事。攻防一体のゲージになっており、強力な攻撃を行ったり、相手の攻撃をガードする時に消費する。
  • バーンアウト(BO)
    ドライブゲージを全て消費した状態の事。強力な攻撃が制限され、攻撃を受けるとガードしても体力が一部削られる状態になるため、なるべくバーンアウトは避けたい状態となっている。なお一定時間でドライブゲージが回復してバーンアウト状態は解除される。
  • ドライブラッシュ
    ドライブゲージを消費して行う移動システムのこと。相手との距離を一気に詰められるので攻めに非常な強力な他、一部技が強化される。
  • ドライブインパクト
    ドライブゲージを消費して行う攻撃システムのこと。ドライブインパクトは相手の攻撃を2発まで受けつつ相手に強力な一撃をお見舞いする技であり、命中すればそこから大ダメージコンボを狙えるのが最大の特徴である。
    一方でドライブインパクトは隙が大きい他、後出しでドライブインパクトを出した方が絶対に勝つシステムになっている上に、後述するSAには基本的に一方負けしてしまったり、そもそも3発以上の連続攻撃には耐えられないなど、ちゃんと状況下を選んで出さないと、ハイリスクなシステムになってしまう事は理解しておく必要がある。
  • OD技
    ドライブゲージを消費して必殺技を強化する事。技の威力が上がったり、技の発動時に無敵になったり、攻撃範囲が広がったりなど必殺技事に異なる強化がされる。
  • SA(スーパーアーツ)
    SAゲージというドライブゲージとはまた別の専用ゲージを使って出す超必殺技のこと。
    発動時にカットインが入る他、ダメージも非常に高いため逆転の一撃になりやすい。
    1ゲージ技、2ゲージ技、3ゲージ技と全部で三種類存在し、消費するゲージが多い程技も強力になっていく傾向にある。
  • 通常技
    コマンドを使わずに出せる普通の技の事(パンチやキックなど)。
  • 弱中強
    攻撃の種類の事。通常技が弱攻撃・中攻撃・強攻撃の三つに分けられる他、モダン操作ではアシストコンボでも弱アシ・中アシ・強アシの三種類のコンボを使い分けながら戦う事になる。
    なおそれぞれの違い(傾向性)については下記の通り
    弱=素早く攻撃が出てくる。威力が低く、攻撃範囲が狭い。
    中=弱と強の中間のイメージ。
    強=攻撃がワンテンポ遅れて出てくる。威力は高く、攻撃範囲も広い
    なおアシストコンボでもある程度の傾向性がありますが、こちらは例外も多いので参考程度に見て下さい。
    弱=相手が攻撃をガードしているかどうかで自動でリスクある攻撃を控えるかどうか判断する場合がある。コンボの締めにSA1を使う場合がある。
    中=コンボの締めにSA2かSA1を使う。
    強=コンボの締めにSA3を使う。
  • 弾(弾抜け)
    遠距離攻撃の事。弾技を持っている相手に対してはガードしながら近づくか、ジャンプして弾を飛び越えながら近づく必要がある。また一部キャラには弾抜けといって弾を回避しながら同時に攻撃する技を持っているキャラもいる。
  • 対空
    相手のジャンプ攻撃を落とす事。ジャンプ攻撃はスト6において強力な攻め方の1つであり、ジャンプ攻撃に対応しやすいかどうかで、守る際に余裕ある立ち回りが出来るかどうか変わってくる。
  • 溜め技
    技を出す際に移動キーを特定方向にある程度入力し続ける(約1秒)必要のある技の事。
    斜め後ろで溜めてから対応するキーを入力して出せるなどの仕様が存在する。
    例)←(溜め)+必殺技ボタン(ローリングアタック)※モダンブランカの技
    このコマンド通りなら本来は、後ろに1秒ほど溜めてから必殺技ボタンを押す必要があります。しかしこれではローリングアタックを出そうとするたびに1秒分後ろに下がる事になりますが、↙(溜め)からの←+必殺技ボタンとやれば、その場にしゃがみながら1秒程溜めてその場を動く事なく必殺技を出す事が出来ます。
  • 中段技
    特別な攻撃技の1つ。スト6はガードする上で地上の技はしゃがんでガードを、空中の技(ジャンプ攻撃)は立ってガードという基本的な原則があるのですが、中段技は地上の技でありながら立ってガードする必要がある技となっています。
  • 画面端
    キャラクターが壁際に追い詰められた状態事。目の前に敵がいるにも関わらず後ろに壁があるために移動する事が出来ず、一方的に敵の攻撃を受けやすい状態となっている。
  • ラウンド
    スト6は1試合につき2ラウンド(2回)勝つ事で初めて勝利という形になっている。なお共通システムではSAゲージだけラウンドが変わっても引き継がれる他、キャラによってラウンドが変わる事で引き継がれたりリセットされるものが一部存在する。

キャラ評

Sランク

マリーザ
①攻撃の威力が並外れて高く、アシストコンボも全て強力
②相手の攻撃を受けながら攻撃出来るためガードが苦手な初心者でも扱いやすい
③ワンボタン必殺技が優秀でモダン操作の強みあり

①マリーザが最もオススメしやすい理由がこのアシストコンボが優秀な点です。弱・中・強全てのアシストコンボが優秀であり、状況に合わせて使い分けられるため、非常に扱いやすいものとなっています。

②マリーザはアーマー技といって、相手の打撃攻撃を1発まで耐えられるような技が多いです。このお陰で、ガードが苦手でも、相手の攻撃を受けながら攻撃するという選択肢が取れます。

③アシストコンボが優秀な点は述べましたが、ワンボタン必殺技も優秀となっています。クラシック操作に比べ、咄嗟の相手の攻撃にワンボタン必殺技で対応しやすいというモダンの強みもあり、ワンボタングラディウス(必殺技ボタンだけ入力)やワンボタンスクトゥム(前入力+必殺技ボタン)により守り易いという特徴があります。特に初心者の頃に課題になりやすい対空攻撃(ジャンプしながら攻撃してくる相手に対する対策技)としてこれらワンボタン技は大活躍してくれます。

↑相手の攻撃を1発受けられるアーマー技の存在や、
アシストコンボワンボタン技がどれも優秀だったりなど
 2年目でも初心者が最初に触るキャラとしては個人的に最もオススメしやすい

ベガ
①モダンで使えない技が少なく、モダン適性が高い
②アシストコンボも強力で、将来的にも使っていける
③溜めキャラではあるものの、咄嗟の溜め技を要求されにくい
④守りに難点がある代わりに、攻め方が明快で分かり易い
⑤将来的にサイコマインの管理という点は少しだけ難しい

①ベガはモダンで使えない技が非常に少なく、かつ使えない技に関しても立ち強Kが少々痛い程度で、主力技は残っているため、モダン適性が非常に高いキャラクターとなっています。一応持っている技の性質上、モダンだけの強みは乏しいという弱点はあるものの、裏を返せばモダンとクラシックの差が小さく、どちらにしてもモダン操作でも十分戦っていける性能となっています。

②ベガのアシストコンボは、弱・強の2つが優秀なものとなっており、中アシストコンボに関しても癖はあるものの、ダメージがかなり高いアシストコンボになっています。更に強アシストコンボに関しては、相手に攻撃が命中してるかどうか自動で確認してくれる自動ヒット確認が非常に優秀なものとなっており、コンボ自体も実用的なため、ランクが上がってもいつまでも使っていけるような、優秀なアシストコンボになっています。

③ベガは溜め技を2つ程持っており、溜め技を上手く使えるかどうかは人によって向き不向きが出やすい事が多いのですが、ベガに関しては一般的な溜め技を持つキャラに比べると、咄嗟に溜め技を出さなければいけないような状況が少ないキャラとなっています。更に、そもそも溜め技を積極的に使わなくとも十分強力な攻め方がいくつか存在するため、溜め技適性があまりなくとも十分他戦っていけるようなキャラです。

④ベガは、相手の攻撃を受けながらも反撃出来るような無敵技やアーマー技を持っておらず、対空攻撃も少々癖がある事から、防御面には難があるキャラになっているのですが、それ以上に攻めの選択肢が豊富なキャラクターとなっています。スト6は基本的に攻めを相手に押し付けていく方が戦いやすいため、こういった観点からベガはオススメしやすいキャラとなっています。

⑤初心者帯の頃はあまり気にしなくて良いものの、ベガは相手キャラにサイコマインという状態異常を付与し、この状態を活用して攻めて行くというキャラになっています。サイコマインは時間経過で自動的に解除されてしまうため、このサイコマインをどのように付与して活かしていくかが将来的な課題となっていきます。

↑ベガはとにかく優秀な攻めの手段が豊富。様々な方法で相手に攻めて行ける。
 一度ひっかけてしまえば、そこから大ダメージを稼いだり、相手を端に追い込む事も可能。
 苛烈な攻めを防ぐのは難しいため、簡単に攻めやすいベガは初心者うってつけのキャラである。

ザンギ
①強力な投げ必殺技(コマ投げ)をワンボタンで使える
②コマ投げキャラの中では一番打撃に圧があり、強力な攻めを行える
③ジリジリとした戦い方が重要になる点は難しいが、その分リターンも高い

①モダンザンギ一番の強みは強力なコマ投げをワンボタンで行える所です。ザンギエフのコマ投げは本来1回転コマンドといって、初心者が出そうとするとジャンプが漏れ出てしまったりなどかなり癖のあるコマンドなのですが、それがワンボタンで使えるため、咄嗟のコマ投げでダメージを稼ぎやすいのがザンギの利点と言えます。

②コマ投げは、ガードでは防ぐ事が出来ないという強みを持つ一方で、ジャンプやバックステップ(後方に瞬時にステップ移動する事)などで避ける事ができ、避けられると逆に手痛い反撃を貰ってしまうという弱点を持っています。そこでコマ投げキャラは、そういったジャンプやバックステップに勝てる打撃技でどれだけ圧を出せるかが重要になってくるのですが、ザンギエフはその中でも一番打撃技が強力なキャラクターとなっています。打撃技が痛い=(相手は)ジャンプしにくい=コマ投げが通るという仕組みになっており、まさにコマ投げキャラらしい攻め方が行えるキャラクターです。

③ザンギエフは無敵技や弾をすり抜けるような技を持っておらず、中距離以上から急速に相手に近づく手段があるわけでもないため、強引に相手に近づく手段が限られており、先述したザンギエフの圧でジリジリ相手を画面端に追い込んでいく事が重要になって来ます。初心者の頃は焦って強引に攻めがちで、ついついインパクトを何度も連打したりという事をやりがちなので、そういった事を一度我慢しなければならないというのは難しいポイントになるのですが、その代わりに相手に攻撃が届く距離になった時のリターンが高いため、相手をじっくり追い詰めたいプレイヤーにはオススメのキャラクターと言えます。

↑一度噛み合えば最後そのまま相手の体力をゴリゴリ削っていける力を持つ
 何より動画のように、投げキャラでありながら打撃技の痛さがザンギの強力な武器となっている。

リリー
①簡単なコマンド入力は必要なもののやる事が非常に単純明快でわかりやすい
②相手に自身の強みを押し付けるキャラなので普段の戦い方に余裕を持ちやすい
③単純明快だからこそ、細かい立ち回りを求められる段階が他キャラより早い

①リリーの基本的な立ち回りは非常に単純明快なキャラクターとなっています。風を溜め、溜めたら相手に突撃し、風を使い切ったらまた風を溜め…を繰り返していくキャラクターとなっています。この風による突撃は非常に強力で、相手の弾をすり抜けられる上に、通ったらその後は基本的に打撃かコマ投げの2択を相手に迫れるため、コマ投げキャラでありながら、風さえ溜められれば簡単に攻められるキャラクターとなっています。この風溜めは強アシストコンボの他、コマンド入力で出せる弱コンドルウィンドが必須になってくるため、この点が少々難しいですが、それでも全体的なキャラ操作難易度自体はかなり低いキャラクターです。

②前述した通り、風を絡めた動きが強力なため、風を溜められるなら只管リリー主体の戦い方になります。相手としても、いかにリリーの風溜めを咎められるかに集中しがちなため、キャラの相性に依る所もありますが、リリー側が余裕を持って戦いやすいです。

③単純明快という事は、基本的な戦い方を身に付けやすい一方で、相手側もリリーの戦い方を理解し易いという事になります。故に他キャラクターに比べて、より早い段階で細かい立ち回りを勉強していかないと、将来的に辛くなってくる要素はあります。

↑相手に対応しながら隙あらば風を溜め、風を溜めたら相手に突撃して攻めて行くという分かり易さ
 突撃した後コマ投げを決めるか打撃技を決めるかはリリー側が主導権を握っている

エド
①スト6随一のモダン適性の高さを誇る
②相手の攻撃が届かない距離から殴るアウトボクサーで一方的に攻撃しやすい
③モダンの強みがある一方で、立ち回りの難易度自体は少々高め
④クラシックとの差異が小さく、教材が多い

①スト6で一番モダン適性の高いキャラと聞かれたら、現状は有無を言わさずエドがトップレベルです。モダンで使えない技が殆どなく、アシストコンボが優秀で、ワンボタン技もモダンの強みを活かせるものが揃っているためです。特に強アシストコンボはクラシックでも難しいコンボが安定して出せるという、モダンのアシストコンボとしてはトップレベルのものとなっており、いつまでも使っていけるようなコンボとなっています。

②エドの最大の強みは、中攻撃や必殺技の1つであるサイコフリッカーであり、これらの技で相手の攻撃範囲外から一方的に攻撃していく事を強みにしています。特にサイコフリッカーは、ガードされても相手キャラを自分の手元に引き寄せられるような技となっており、相手を引き寄せた後は、投げるか攻撃するかの2択を相手に迫れるような非常に強力な技となっています。

③エドは対空が難しいという弱点があるのですが、モダン操作でこの弱点をカバーでき、更にはワンボタンで出せるODサイコアッパーで、相手の弾を回避しつつ殴る事で弾を撃ちにくくしたりなど、モダンだけの強みをいくつか持っているキャラクターになっています。一方で打撃技やコマ投げなどでガンガンに攻めて行く他キャラクターに比べると、相手の動きを牽制しながら戦うスタイルになるため、クラシックモダンを問わず少々難易度が高めになっています。特にサイコフリッカーがインパクトに弱いという性質上、インパクトを振られやすく、サイコフリッカーを後方キルステップという移動技でキャンセルしたりなど、要所要所で求められるテクニックがいくつか存在し、この点も慣れるまで難しい要素となっています。

④あくまで中級者以上の話になりますが、モダンでそのキャラを長く使っていく場合、しばしば参考になるような教材が不足するという問題に直面する事が多いのですが、モダンエドの場合、クラシックとの差異が小さいからこそ参考に出来る教材が非常に多いというメリットを持っています。更に、最高峰のモダン適性の高さから、上級者の中でもモダンエドを使っている人が多く、そういった点からも参考に出来る要素が他のモダンキャラに比べて多くなっています。

↑アウトボクサースタイルでリーチの長い技が多く、相手を遠くから殴っていける
 また要練習ではあるが、SA2で相手を画面端まで運ぶ事が可能で強力な所も注目ポイント
※中アシストコンボでSA2を出すと相手を運べないため要練習。画面端なら中アシストコンボも使える

ラシード
①かなりの変則的なキャラクターだが標準的な技は一通り持っている
②中アシストが強力でモダン適性がそれなりにある
③相手の対応が難しい攻撃ばかりを持っており、攻めを押し付けやすい
④SA2のイウサールがゲーム内屈指の強さだが、使い方は要勉強
⑤動きがトリッキー過ぎるかつ通常技が短いなど立ち回りは難しい

①ラシードは地上と空中を縦横無尽に行き来するというキャラコンセプト上、ストリートファイター6内でもかなり変則的な動きをするキャラクターとなっていますが、弾技や無敵技に中段技など、標準的な技自体は一通り揃っているキャラクターになっています。

②モダンラシードは中アシストコンボが優秀で、実戦的なコンボとなっており、この中アシストコンボを軸に据えて基本的な戦い方を作っていくキャラクターになっています。また対空が難しいという弱点もあるのですが、この点もワンボタン必殺技でカバー出来るため、モダン適性自体は高いキャラクターとなっています。但し他のモダン適性が高いキャラクターに比べると、使えない技自体は攻めの観点から結構痛いものとなっているので、攻めの強さを落とす代わりに防御面の強さを底上げするような作りになっています。

③地上と空中を動き回るという事は、それだけ相手の対応が難しい技が揃っており、ラシード側優位の立ち回りを作り易いです。相手の防御を崩すような手段を大量に持っているため、果敢に攻めつつ要所要所でモダンの守りの強さを活かしていく戦い方となります。

④SA2のイウサールは、その場に大型の竜巻を呼び出すというものですが、これがゲーム内屈指の破壊力をもったスーパーアーツ(超必殺技)になっています。このイウサールを交えた攻めをしのぐ事は上級者でもかなり難しく、ラシードのゲージが貯まっていればそれだけで常にワンチャンスを持っている状態にあるレベルです。ただしこのイウサールはアシストコンボに全く関与しないため、強い使い方自体は勉強しなければならない点ではハードルが高いと言えます。

⑤動きがトリッキー故に、その技がどう強いのか、どのような状況で使うべきなのかが、最初は分かりづらい所はあります。またキャラクターに対する理解を深めたとしても、全体的に通常技のリーチが短く、その短さをトリッキーな動きで補うようなキャラ設計になっているため、それなりに癖の強いキャラクターになっています。

↑中アシストコンボが画面中央から端へと相手を運べる非常に優秀なものとなっている。
 また追々であるが、SA2のイウサールを絡めた強い立ち回りを憶えられるとより強力になる。

Aランク

ブランカ
①アシストコンボが強力で扱いやすい
②溜め技が必須だが、溜め技以外にも対応困難な技が多く誤魔化しやすい
③相手キャラに接近する手段が多く、奇襲性の高い技が多い
④SA2による自己強化と、設置技であるブランカちゃん人形を絡めた苛烈な攻めが可能だが、アシストコンボに一切絡んでおらず、使いこなすには要勉強

①ブランカはアシスト中が非常に強力で使い易いのがオススメポイントとなっています。練習は必要なものの、弱アシストコンボも強力な攻めの連携があったりなど、アシストコンボ自体は全体的に使いやすいものが多いです。
 
②ブランカは溜め技に強力なものが揃っており、溜め技を使いこなす事自体は必須になっています。この点が最初は少々難しいポイントではあるのですが、相手の弾を回避しながら急接近するしゃがみ強攻撃や、同じく相手に急接近しながら投げるコマ投げ技であるワイルドハントなど、溜め技以外にも強力な攻めの手段が揃っているため、比較的誤魔化しが効きやすいキャラクターにもなっています。

③②で触れたように、ブランカは相手に接近する手段が非常に多いです。溜め技に関しても、ローリングアタック・バックステップローリング・エリアルローリングと、相手キャラに触るような奇襲性の高い技が揃っており、これらの技で相手を揺さぶっていく事を非常に得意としています。このほかにもサプライズフォワードorサプライズバックという相手キャラをすり抜けられるようなステップ移動の技を持っており、この技で急に相手の裏に回って攻撃するといった戦い方も可能になっています。

④ブランカは設置技であるブランカちゃん人形と、SA2による自己強化を絡めた攻めも強力なポイントになっているのですが、これらの技にはアシストコンボが一切関わって来ず、この点に関しては自分で調べて勉強する必要がある点は要注意です。ただしこれらの要素は中級者以上から学び始めても全く問題ないため、初心者の頃は基本的に気にしなくても大丈夫な要素ではあります。

↑溜め技のローリング系がどれも強力で攻めでも守りでも大きく活躍する技となっている。
 また最後に出しているのが中アシストコンボで、ダメージ効率が良く優秀

本田
①相手の対応が困難な溜め技を2つ持っている
②アシストコンボが使い易くて強力
③相手に対応された時の返しが難しく、強力な溜め技の1つは癖がある
④あまり正面からまともに戦わない荒らしキャラであり、キャラとしては特殊

①本田には頭突きと百貫落としという、対応が難しい溜め技2つを持っています。Year2突入時の修正により、対応策が増えたりした(バックジャンプ連打など)ため、1年目よりは評価が下がったものの、まだまだ強い技となっています。これら2つの技を中心に相手を荒らしていくのが本田というキャラです。

②本田のアシストコンボは使い易いものが揃っています。特にアシストコンボの一番最初の技である始動技がどれも素直なため、相手との距離に合わせてガンガン振って行き易い技となっています。

③本田は頭突きと百貫落としという2つの技が主力になるからこそ、この2つの技に相手が対応されるようになると途端に辛くなるキャラです。特に初心者帯だとモダン操作が多いからこそ逆にワンボタン対空技で対応される事が多く、こうなると技の使い方にかなり工夫が必要な技となってきます。また、百貫落としは下方向に方向キーを暫く倒してから上方向に攻撃ボタンと同時入力すると出てくる技になっており、これが少々癖のある入力方法となっています。特に本田はこの溜め技を連発するタイプのキャラクターとなっているため、その都度溜める必要があり、溜め技キャラを使えるかどうか適性が出る所でもあります。

④本田は正面から戦ってはいけないキャラであり、常に頭突きや百貫を振り回しながら合間合間に通常技を差し込んでいくようなキャラクターになっています。緩急を付けながら相手を荒らして戦うのが本田の戦闘スタイルであり、本田はかなり特殊なキャラクターとなっています。そのため本田を使う事で他キャラに活きる要素が薄く、本田から他キャラに移行しにくいという問題点はあります。

↑頭突きや百貫を只管連発し、たまに思い出したかのようにコマ投げやアシストコンボを振り回す。
 これが本田という生物であり、分かり易い強みがある一方でかなり特殊なキャラでもある。

ルーク
①スト6における標準的な技が一通り揃っており、色んな状況に対応出来る
②受け身で相手の行動1つ1つを潰していくスタイル。対応型プレイヤーにオススメ
③クラシックの技を中心に弱体化された結果、モダン評価が上がった稀有なタイプ
④アシストコンボの評価は低く、ジャスト入力が将来的に難しい要素に

①ルークはスト6の標準的なキャラクターとして設計されており、標準的な技を一通り保有してます。このためスト6での基本的な戦い方を学びたい場合にはオススメのキャラクターと言えます。

②ルークは基本的に受け身で相手の技に対応していくタイプのキャラクターとなっています。弱体化はされたものの、通常技のリーチ自体は全体でも長い方のキャラクターであり、このリーチの長さを活かして相手キャラの技を潰していくのがルークの強みとなっています。

③ルークはYear1の頃に、万能寄りの標準キャラとして活躍したのですが、その結果Year2で弱体化され、弱体化された技の多くがクラシックでしか使えない技であった事から、相対的にモダンの評価が上がったタイプとなっています。元々Year1の頃からモダンキャラとしての評価は高かったのですが、どちらかというとキャラパワー所以の評価の高さだったため、そういう意味ではかなり稀有なタイプです。モダンの評価が高いからこそ、モダンを使い続け易いというポイントもあります。

④モダンルークの弱点としてアシストコンボの評価が低いです。弱攻撃3回で出るターゲットコンボが優秀なため、そちらを中心に立ち回る事自体は可能ですが、それでも追々アシストコンボに頼らないコンボの練習が必要になって来ます。そうなるとルーク独自の仕様として、フラッシュナックルによるジャスト入力(技の特定タイミングで攻撃ボタンを押す事)が要求されるようになり、これが慣れないと中々難しい要素となって来ます。

↑標準的な技が一通り揃っており、スト6の基本的な戦闘スタイルが学べる(左)
 但し将来的にジャスト入力といって、特定タイミングでボタンを押さないといけない難しさも(右)

ケン
①基本的な技が揃っており、対応が難しい技も持っている
②キャラパワーが高く相手を端に追い込みやすい
③主力技は残っているものの初心者が使うにはアシストコンボの癖が強い

①ケンは道着キャラと呼ばれる、スト6での基本的な戦い方が行えるキャラクターの1人になっており、その上で奮迅脚・迅雷脚・龍尾脚という対応が難しい技も揃っています。初心者の頃は龍尾脚に目が行きがちなのですが、特に奮迅脚と迅雷脚が鬼強く、低リスクでガンガン相手に触って行きやすいキャラクターになっています。

②ケンが他キャラクターに比べてずば抜けて高いのが、相手を端へと運ぶ能力です。中央ならほぼワンタッチで画面端まで運べる上に、運ぶ手段が多く、色々な手段で相手を端へと追いやります。更に他のキャラクターに比べて、後ろ投げの運び能力が高い事から、自分が相手に端へ追い込まれつつある状況下でも、技が1回通ればそのまま逆に相手を端追い込んでしまう程です。相手を端に追い込んだら、後は只管攻撃するか投げるかをやるだけなので、単純なキャラパワーも高いです。

③モダンケンは主力技が残っており、ワンボタン昇竜などモダンの強みもある程度活かせるようにはなっているのですが、とにかくアシストコンボの癖が強いです。弱アシストコンボはアシストコンボである恩恵が薄く、中アシストコンボはそのまま連打するだけでは毎回相手と位置を入れ替えてしまう上に、Year1調整の影響で弱体化しており、強アシストコンボも実用性があるようなタイプではありません。通常攻撃ボタンを押してるだけでコンボになるターゲットコンボなどはあるので、そちらを代用したりする事で最初のうちは誤魔化せるのですが、コンボを確認して練習する必要が比較的早めにやってくるタイプとなっています。

↑中アシストコンボからの派生技を中心にケンの運び能力はずば抜けて高い
 この運び能力による画面端への追い込み力がケンの強さの根源になっている

ジュリ
①標準的な技が揃っている。
②相手の動きを牽制しつつ、攻撃が当たったらそのまま苛烈に攻めるスタイル
③ドライブラッシュを中心とした立ち回りになるため多少のシステム理解は必要
④SA2の自己強化技が強力だが、要勉強

①ここまで紹介したキャラ同様にジュリも標準的な技が揃っています。弾技だけ普通のキャラに比べ地を這うタイプになっており、この関係で弾の撃ちあいには負けるものの、代わりに起き攻め(地面へと倒れ、ダウンした相手に対して有利な攻撃をする事)で強力という要素はありますが、かねがねスト6の標準的な戦い方が出来るキャラクターになっています。

②・③ジュリの特徴として、牽制技・置き技(相手が引っ掛かるのを期待するように出す技の事)や、相手が動けないように固める動きが優秀という点が挙げられます。これらの技のおかげで、相手キャラが自キャラに近づいて来るのを牽制しやすいです。またラッシュが非常に素早いという特徴があり、このラッシュを絡めた攻めが特に強力なキャラクターとなっています。一方でジュリは、前ステップも素早いという特徴があり、一度相手をダウンさせてしまえば、ラッシュを使わない(=ドライブゲージを温存出来る)で攻めるという事も可能であり、ラッシュで相手に触りに行きつつ、相手に触れたら前ステップで詰めていくという戦い方が出来ます。なおラッシュが強いからこそ、ドライブラッシュに対する理解が要求されますが、ドライブラッシュ自体は全キャラ共通のシステムで、初心者のうちに知っておきたいシステムなので、そこまで大きな問題にはならないでしょう。

④これは初心者の頃は全く関係しませんが、ジュリの強力な要素としてSA2を絡めた攻めが挙げられます。ジュリのSA2は自己強化技となっており、通常技から他の通常技に隙なく素早く移行出来るようになり、このお陰で通常技だけで相手に怒涛の攻めを決められるようになります。しかしながらこのSA2に関わる連携はアシストコンボ等では活かせないため、要勉強の要素となっています。

↑ドライブラッシュや前ステップを駆使した苛烈な攻めがジュリの特徴と言える。
 なおYear2調整でモダンにしゃがみ中パンチという主力技が貰え、クラシックとの差が縮まった。

キャミィ
①アシストコンボが使い易い
②相手に触り易い必殺技を持つ上に、逆に相手側は攻めにくい要素を持つ
③SA3が全体を見ても非常に強力で当てやすい
④モダンにない技の影響もあり、火力はかなり低め

①キャミィのアシストコンボが使い易いものが揃っています。隙が小さく、当たれば相手をかなりの距離運ぶ弱アシストコンボや、弱・中アシストコンボにも自動ヒット確認の機能が搭載されているなど、標準的なものが揃っています。

②キャミィのもう1つの特徴が、相手に触りやすい技を多数持っている点です。特に対空技での対応が非常に難しいODストライクや、同様に対空技で対処が困難な割に、対空で落とせないとじゃんけんになるフーリガンなど、強力な技が揃っています。またキャミィにはODスパイクという、無敵な上に当たると相手と位置が入れ替わる技を持っており、このお陰で攻めれられていてもDゲージがあれば常に逆転出来るチャンスを秘めているキャラクターでもあります。このお陰で、相手視点でキャミィを見た場合、ガンガン攻めて来るのに反撃を通しても逆に攻めにくいという、かなり鬱々しいキャラクターとなっています。

③キャミィのSA3は全キャラを通してみても屈指の性能となっており、無敵技であるにも関わらず、技が出た瞬間画面下半分が攻撃範囲になるという、脅威の攻撃範囲の広さを誇ります。この攻撃範囲の広さとモダンとの相性が良く、特に当たれば相手を倒しきれる状況下でのSA3の圧の強さが頭一つ抜けて高いです。

④モダンキャミィの弱点が、主力技が幾つか使えなくなっており、このせいで火力がかなり低い点が挙げられます。キャミィ自体がモダンクラシックの違いを問わず、火力自体はそれなりに低いキャラクターなのですが、その代わりに技の性能が高く、技の性能の高さを活かしてダメージを取っていくキャラクターなため、主力技を取られている影響が大きく、この点からランクが上がれば上がって行く程辛くなっていくキャラクターです。

↑自分から攻めて行ける性能が頭1つ抜けて高く、相手側は対応に追われる事になる。
 更にSA3はスト6最高峰レベルで、相手は迂闊に遠距離攻撃を使えなくなってしまう、

Bランク

ガイル
①弾技と対空技の組み合わせで相手を近寄らせない戦い方が出来る
②弾技も対空技も溜める必要があり、特に弾の撃ち分けや対空が難しい
③相手が近づいて来たら逆に自分から近づいて攻撃する必要がある
④アシストコンボは優秀なものの癖がある
⑤火力自体は高いものの、基本は小銭を稼ぐような戦闘スタイルが基本

①ガイルの強いポイントは何よりも弾と対空技の強さです。特にモダンガイルは、技の入力コマンドの性質上、弱ソニックブームのみクラシックより素早くソニックブームを出せるため、特に相手との距離が近い状況下で弾を連発しやすいという特徴を持っています。これらを駆使して、相手を近づけないようにし、弾を嫌がって飛んでくる相手を対空サマーソルトキックで落とす戦闘スタイルがガイルの基本です。

②ガイルは難しいポイントがいくつか存在し、まず有効な弾の撃ち方を感覚的に身に付けなければならないという点が挙げられます。と言うのもスト6ではただ雑然と弾を撃っているだけではパリィによって対処されてしまうからです。更にガイルは主力技が溜め技であり、溜め技に適性があるかどうかが問われます。どちらも咄嗟に出す事が求められる溜め技なので、特に相手をサマーソルトキックで飛んで来た相手を落とそうと思ったら溜めてる時間が足りずに違う技が漏れ出てしまったとなると致命的です。しゃがみ強攻撃など必殺技に頼らない対空技も一応ありますが、溜め技を使ってみて苦にならないかどうかは今一度確認しましょう。

③ガイルの重要なポイントとして、相手が近づいてきたら自分から攻撃しにいくような戦闘スタイルを身に付ける事も挙げられます。この弾撃ちモードと自分から攻撃しにいくモードの使い分けによる緩急の付け方がガイルの肝となるため、この点もガイルの難しいポイントと言えます。

④ガイルのアシストコンボ自体は優秀で、場合によってはクラシックでも少々難しいようなコンボを自動でやってくれます。またクラシックに比べると、サマーソルトキックを絡めたコンボは比較的やりやすいというメリットもあります。しかしながら、同時にアシストコンボは一癖あり、技の先端(攻撃が当たるかどうかギリギリの距離)で攻撃を当ててしまうと、そのまま攻撃が当たらずスカってしまうようなものとなっているため、なるべく密着するような状況下で使いたい技になっってます。

⑤ガイルは火力を出そうと思えば火力は出るキャラなのですが、火力が出るようなコンボの難易度は高く、その戦闘スタイル上、基本的には弾のダメージとサマーソルトキック(対空技)のダメージに加え、近づいてきた相手を追い払うような牽制技でコツコツとダメージを稼ぐのが基本のキャラクターになります。代わりに、コツコツダメージを貯める動き自体はずば抜けて強いため、そういった戦闘スタイルが好みの人にはオススメです。

↑弾のダメージをコツコツ稼ぎつつ合間合間に打撃で追い払うのがガイルの基本スタイル
このため安定した対空行動が出来ないと逆に相手に崩されやすく不安定になる
自身に溜め技適性があるかどうかは要確認

リュウ
①標準的な技を持っている
②道着キャラの中では平均的な火力が高め
③ドライブゲージ削りが優秀で、相手の動きを拘束するような戦い方が得意
④モダンで取られている技に致命的なものが多い

①リュウはストリートファイターシリーズを通して、標準的な技を持っているキャラクターであり、モダンにおいても基本的な戦闘スタイルは可能なキャラクターとなっています。

②リュウの特筆すべき点としては、平均的なダメージの高さとドライブゲージ削り能力が挙げられます。特に↓入力2回+攻撃ボタンで行える電刃錬気状態時には、コンボ火力を大きく伸ばせる他、単発ダメージの高い強攻撃を中心に戦うため、画面の位置に関わらずコンボ火力が高いです。

③リュウのもう1つ大きな特徴として、ドライブゲージ削りの優秀さが挙げられます。特に強アシストコンボの始動技(最初の技)である鳩尾砕き(通称大ゴス)は、ガードさせた場合にドライブゲージをゴリゴリ削る上に、攻撃範囲に敵がいればまだ攻撃が当たってない段階から相手が動けなくなる影縫いという仕様のおかげで、ほぼ確実に攻撃を相手に当てる事が可能なため、ドライブゲージを削りながら相手を拘束していくような戦い方が得意です。

④モダンリュウの欠点として、かなり主力技が持って行かれている点が挙げられます。個人的に特に大きく感じるのは立ち強K・上げ突き(後ろ強P)が使えない事で、コンボ火力を大きく落とす結果となっています。また、モダン操作の場合自動ヒット確認が付いている事が多いのですが、リュウは強アシコンについている一方で、弱アシコンにはついてなかったりなど、こちらも中途半端な所が多く気になるポイントです。

↑基本的な立ち回りは硬派だが、何か引っかかるとそのまま高火力コンボで持って行けるのがリュウ
 しかしながら一方でモダンリュウは無い技の影響で更に硬派になってしまっている

キンバリー
①攻め方が非常に豊富で強力・弾抜け技を持っており弾持ち相手にも攻めやすい
②無敵になれる技を持っておらず逆に守りが非常に弱い
③コンボ火力が低く、キャラの性質としては荒らしキャラ寄り

①キンバリーの強みは何よりも攻めの苛烈さです。相手キャラに触れる手段が豊富であり、更に
影すくいや彩隠形など弾技等も対策出来るような動きをいくつか持っているため、これらを駆使して止まる事なく攻め続ける事が重要なキャラクターとなっています。

②一方でキンバリーの弱点が守りの弱さです。無敵技がない上に、SA1等も使いにくい(そもそもSA3で自キャラが強化される関係であまりSA1を切りたくない)等が合わさり、かなり割り切った戦闘スタイルが必要になってきます。

③キンバリーの辛い点としてコンボ火力の低さも挙げられます。Year2調整でコンボパーツ自体は増えたものの、それでもなお低めであり、モダンに至ってはそれに輪をかけて低い事になります。このためキンバリーは攻めの苛烈さを活かして相手に何もさせずにそのまま倒す事が理想の戦闘スタイルとなっているようなキャラクターです。全体的に動作が素早く、高速な戦闘スタイルが特徴的ですが、キャラの性質としては荒らしキャラ寄りです。

↑キンバリーは相手キャラに触る手段が多く、初心者の頃は奇襲からのアシコン連打でも勝てる(左)
 そしてキンバリーを愛用したいならば、コンボ火力が低い分強い連携が必要となってくる(右)

マノン
①コマ投げでメダルを稼いで火力を上げていく受け身型のコマ投げキャラ
②相手の攻撃を通常技で潰しつつコマ投げを狙うなど、立ち回りは分かりやすい
③調整の結果アシストコンボはかなり実戦的になった
④クラシックからモダンになるにあたって主力技がオミットされている

①マノンの最大の特徴はコマ投げによってメダルを溜める事が出来、メダルが貯めるとコマ投げやSA3の火力が上がっていくようになっているところです。そしてマノンはコマ投げキャラとしては稀有な特徴として、通常の打撃技からコマ投げに繋げられれるという点も挙げられます。そこに通常技や対空技の優秀さが合わさり、受け身でドッシリと構えながらメダルを溜めていく事になります。

②マノンの基本戦闘スタイル自体は単純明快であり、相手が技を振ってくるのを待ち、技を振ってきたらそれに対応した技を振って相手の技を潰す事で攻めに切り替え、攻めに切り替えたらそこから打撃を重ねるか、コマ投げをするかを選んで、その後はまた相手が技を振ってくるのを待つというのを繰り返す事になります。マノンが自分から攻めるような展開も勿論ありますが、この動き自体も、ダメージを取るために攻めるというよりも、相手が技を振ってきてくれるようにするために攻めるという傾向の方が強く、コマ投げキャラの中では随一の受け身型(対応型)のキャラクターとなっています。

③Year2調整の結果、特に強アシストコンボがかなり実戦的になり、使い易くなりました。この強アシストコンボは例えばエドなどと同様に末永く使っていけるようなコンボなため、相手の起き上がりにはコマ投げか強アシストコンボのどちらかを選んで使うだけでもそれなりに実戦的な形となります。またマノンの場合、ODポワンという対空技を当てた時のリターンが大きい他、ワンボタン技であるランヴェルセを弾抜け技(弾を回避しながら攻撃する技)として積極的に使えるというモダンならではの強みも存在しています。

④Year2調整の影響で、モダンマノンにはなかった主力技がいくつかモダンにも追加されたのですが、それでもなお技が足りない状況下にあります。影響が大きいのが立ち強Kとしゃがみ中Pの2つで、前者はマノンの攻撃が届くリーチの長さを、後者は相手キャラがガードして動けないように固めていく動きを強化するものとなっており、特に立ち強Kがない事で、モダンマノンはリーチの長い攻撃を持っている相手に弱いという、本来のマノンの強みが損なわれるような結果となっています。

↑マノン最大の特徴は、コマ投げに繋げる手段が非常に多い点が挙げられる。
 打撃からコマ投げに繋げる事も可能であり、打撃を当てる事が結果的に大きなリターンになる。
 ※動画最後のコンボが強アシストコンボであり、このコンボは色々な使い方が出来る実戦的な物

豪鬼
①道着の中ではズバ抜けて弾技が強力
②端の火力が高く、体力が低い代わりに全体的に技のダメージが高い
③技のリーチが短い代わりに基本性能が高い
④モダンで使えない技がどれも致命的

①豪鬼の特徴はなんと言っても弾技の強さです。弾が強いキャラとしては他にガイルやリュウの存在などを挙げられますが、それらと比べても頭1つ抜けて強いと言えるような弾の強さをしており、この弾の強さを活かすのが豪鬼の重要なポイントになります。

②通常キャラの体力が1万なのに比べて、豪鬼の体力は9000と低いものになっているのですが、その代わりに全体的に技の威力が高めに設定されており、特に画面端での火力はずば抜けて高いという特徴を持っています。モダン豪鬼でも画面端の火力の高さは顕在であり、基本は弾技で相手を揺さぶりつつ、隙あらば攻撃を当てて相手を画面端へと追い込み、最終的にはその火力の高さで相手の体力を一気に持って行くのが豪鬼の基本スタイルとなります。

③豪鬼の弱点として、技のリーチがひと回り短いというものがあるのですが、その代わりに通常時の移動速度(歩き速度)が全キャラ最速という特徴をもっており、この基本性能の高さを活かして相手を揺さぶりつつ攻撃を当てていく事で弱点を補っていくのも豪鬼の特徴です。通常移動以外にも高速で相手に近づく朧や、空中から奇襲的に攻める百鬼襲といった技もあり、こういった技も豪鬼の弱点を補えるような技になっています。

④モダン豪鬼の弱点として、使えない技がどれも致命的です。相手のガードを崩すのに便利な中段技がなかったり、相手に触って行くのに強力な強灼火を使えなかったりという点があるのですが、一番致命的なのが強百鬼襲が使えない事です。強百鬼襲というのは、相手にガードされやすい代わりに対空技を当てるのが困難な奇襲技であり、この強百鬼襲のおかげで、他の弱・中百鬼襲が強い仕組みになっているのですが、モダン豪鬼にはそもそも中百鬼しかないため、モダン豪鬼が飛ぶ姿を見たら全て対空技を出せば落とせてしまいます。つまり結果的に相手キャラに触る手段が大幅に減っており、技が当たれば強いという豪鬼の強みを大幅に落とす結果になっています。

↑豪鬼は弾がとにかく強力であり、この弾技を中心に豪鬼は立ち回る。
合間合間で攻めるチャンスが出来たら果敢にせめて相手を画面端に追いやっていく。
そうして画面端に追い込んだら大ダメージで一気に相手を仕留めるスタイルとなっている。

ディージェイ
①標準的な技を持ち、最速ドライブラッシュで攻め立てるキャラ
②相手の攻撃を回避しながら攻撃するジョスクールが強力
③アシストコンボが使い易い
④モダンにない技が重く火力が出ない

①DJは全キャラクターの中でも最速のドライブラッシュを保有しており、この速さを活かして相手を攻めたてるキャラクターになっています。また標準的な技も一通り持っており、特に弾技が相手の足止め性能が高いため、ドライブラッシュで攻め立ててドライブゲージが減ってきたら、弾をばら撒きながら後ろに下がってゲージ回復を待つというのが基本戦闘スタイルになります。

②DJの強さを支えるもう1つの技がジョスクールという技であり、この技は入力後、一度後退してから相手を殴るという技になっています。これが非常に強力で、1つの技で相手の攻撃を回避しながら反撃出来る上に、反撃が命中したらそのまま大ダメージコンボに移行出来るような技になっています。

③モダンDJのアシストコンボ自体はかなり素直で使い易いものとなっています。一番使い易い中アシストコンボに自動ヒット確認がついてなかったり、強アシストコンボは密着以外では振りにくかったりという弱点はありますが、最初のうちはそこまで気にせず振り易いです。

④初心者の頃は関係ないのですが、ランクが上がってくると評価が下がる要素が多いです。というのもアシストコンボは初心者の頃に使い易いだけで最適コンボではないため、色々とコンボを勉強するようになるわけですが、そうなると操作難易度が大幅に上がる割にない技の影響でコンボ火力が低かったり、本来弱中強3パターンから選べるSA2が、何故か中のみに固定でしかも中は3パターンの中でも弱い方だったりなど、モダンの不遇な要素ばかりが目立ってくるためです。

↑素早いラッシュを活かした緩急を付けた攻めこそがDJの最大の強み
 また初心者が使う分には比較的使い易いアシストコンボが揃っている

Cランク

JP
①近距離戦で相手を追い払いつつ遠距離戦で相手をガンガン削っていく
②アシストコンボは優秀だが、モダン適性が低く、遠距離戦要素が全てコマンド
③弾撃ちが出来る以上に設置技を上手く使えないと弱く難しい
④戦い方はオンリーワンな特殊キャラの1人

①JPは弾を中心に遠距離戦で無類の強さを発揮するタイプです。とにかく遠くから相手を殴る手段が多く、更に他の弾キャラに比べて、設置技のおかげで相手をそのまま遠距離に留めて置く能力が非常に高いです。

②JPのアシストコンボは素直で使い易いものが揃っています。特に強アシストコンボは牽制で振り易く、相手が引っ掛かればそのまま遠距離戦の状態にリセット出来るため、基本的な戦い方自体は行いやすいです。しかしながら一方でワンボタンで出せて強い要素が薄く、要となる遠距離戦に関わる要素は全てコマンド入力が必須だったりなど、モダン適性そのものは低いキャラクターになっています。

③JPの遠距離戦の強さの根幹は弾技ではなく設置技となっています。弾技は本来ジャンプによる移動で対応できるのですが、JPはそういった行動を設置技によって潰す事が出来るため、相手はジャンプせずにジリジリ近づくしかないため遠距離戦が強いという仕組みになっています。しかしながら初心者が最初からこの設置技を使いこなすというのは中々に難しいため、JPを使うならば一度他キャラで慣らしてから使う事をオススメします。

↑遠距離の選択肢が非常に豊富なのがJPの特徴
 弾をばら撒くだけではジャンプだけで回避されてしまうため、設置の使い方が重要になる

A.K.I
①変則的でトリッキーな攻撃で相手を惑わす
②アシストコンボは使い易いものが多いがリーチが短く当てにくい
③特定のボタン同時押しで移行する技を多用する(操作変更が必要?)
④将来的なモダンの評価は高いものの、最初のハードルが高い

①アキはかなりトリッキーな技が多いです。いくつか移動技を持っていたり、比較的ゆっくり動く弾技などを保有しており、これらを活かして相手に近づいていくキャラクターとなっている他、アキ固有の要素として、毒状態の付与というものがあり、相手を毒状態にすると時間経過で体力が減少する他、コンボ火力が大きく上昇するという特徴をもっています。そのためコンボ火力もかなり高いキャラクターとなっており、相手を揺さぶりつつ毒状態を管理するようなキャラクターになっています。

②アシストコンボは全体的に癖なく使い易いものが多いですが、一方で始動技がどれもリーチが短いという弱点を持っています。コンボの内容自体も、あくまで妥協としては使い易いというものであり、本格的にアキというキャラを使っていく場合、アシストコンボはあまり頼りにくいものとなっています。

③アキは↓入力を入れながら2ボタン(モダンなら中と強)同時押しで悪鬼蛇行という状態に移行するのですが、これが普段の立ち回りや、コンボを出す際に多用する技となっており、かなり癖のある技となっています。この技を安定して使えるようにならないとアキの強みを活かせないため、最初に触るのはあまりオススメできないキャラとなっています。

④アキの強みは基本的に対空技を安定して出せてこそであり、今までは通常技対空でなんとかなる事が多かったのですが、豪鬼やベガというキャラクターが追加された結果、対空必殺技である強蛇頭鞭の価値が上昇しました。この強蛇頭鞭はモダンならワンボタンで出す事が可能なため、相対的にモダンアキの評価を上げてくれるものとなっています。しかしながら③で述べた通り、悪鬼蛇行を交えたコンボを使えないと、アキの強みであるコンボ火力の高さを活かせないため、モダンキャラとしては導入のハードルが高めです。

↑毒を付与する技が幾つかあり、毒の有無によってダメージや挙動が変わってくる。
 また毒以外にも移動専用の必殺技など、独特な仕様の技が目立つ。

ジェイミー
①特殊仕様である酔いレベルに応じて強力な技が解放されていく
→酔いレベルを上げさせて貰えないと性能的に最弱
②全体的に初心者殺し(初見殺し)な技を持っている
③酔いレベルに合わせた戦い方を憶えないといけないため、導入のハードルが高い
④アシストコンボが酔いレベルの違いを考慮していない上に弱い

①ジェイミーは独自要素として酔いレベルというものを保有しており、酔いレベルが上がれば上がる程使える技が増えたり火力が上がるようなキャラクターとなっています。この結果一番最初の酔いレベル0の頃は最弱レベルとなっており、どうにかして酔いレベルを上げるのが肝になってきます。

②ジェイミーのもう1つ特徴として初見殺し的な技が非常に多いです。どういう性質の技なのかを知らないとそのままわけもわからず倒されてしまうような技を数多く持っています。これは対策を知っていれば簡単に対処出来るというわけでもなく、酔いレベルを上げる事さえできればその強力な技の数々で相手を攻めたてる事が可能です。

③ジェイミーは酔いレベルに応じて使える技が変わってくるため、酔いレベルに合わせた戦い方を理解しないといけません。酔いレベルが低いうちは酔いレベルを上げるムーブに集中し、酔いレベルが上がってきたらガンガン攻めて行けば良いだけなので、これ自体はそこまで難しい要素では本来ないのですが、後述する④の理由からハードルが高くなってしまっています。

④ジェイミーのアシストコンボは全く酔いレベルを考慮していないものとなっており、かなり使いにくいです。更にその基準が酔いレベル0と所謂最弱状態を基準としたものになっているため、酔いレベルが上昇しても火力上昇以外全くジェイミーの良さを活かせないアシストコンボになっています。一応クラシックジェイミーに比べて酔いレベルを上げる機会を作り易いメリットはあるものの、結局稼いだ酔いレベルを活かすにはコンボ練習から始めないといけないため、モダンジェイミーを最初に触るのはオススメしにくいです。

↑酒を飲むごとに技が増えたり技の挙動が変わったりする。
このため酒事の強い行動を抑えて置く必要があり大変。

Dランク

春麗
①モダンクラシックの区別関係なくキャラそのものが難しい
②アシストコンボに癖があり、コマンド操作が必須になる
※調整はされたもののそれでもなお必須
③モダンの恩恵はあり、将来性は高い

①春麗は強力な弾技や、優秀な通常技を持っており、歩き速度も速いなど基本スペックが高いキャラクターとなっていますが、モダンクラシックに関わらず操作難易度の高いキャラクターとなっています。モダンで一応簡易化された上で高難易度なため、この点から最初に使うのはオススメしにくいキャラクターとなっています。

②春麗はYear2にあたってアシストコンボが一部調整されたのですが、それでもなおコマンド入力を交えたコンボ練習が早々に必須となってくるキャラクターになっています。そもそも春麗は選べるコンボの多さが強さの根源となるため、こういった事からもコンボ練習出来ないと始まらないため、ハードルが高いです。

③モダン春麗はかなり多くの技が使えず、一見デメリットがかなり大きいように思えるのですが、ワンボタン技の恩恵が大きく、モダンの評価自体は高いキャラクターになっています。前述した問題から最初に触るのはまずオススメ出来ないキャラクターですが、ゲームに慣れて来てから移行する場合には優秀な移行候補になり得ます。

↑左動画は春麗のアシストコンボ一覧だが、強アシストコンボが改修されたのみに留まる
 そのため右動画のように、基本的なコンボから練習する必要があり、初心者にはハードルが高い

Eランク

ダルシム
①スト6で一番変則的なキャラクターであり、対応の難しい攻撃を押し付けられる
②操作変更が必須
③移動性能がダルシム固有のものであり、初心者には扱いにくい
④その固有性からダルシムでの経験が他キャラに活かしにくい

①ダルシムはその性能だけで言えば唯一無二と言える性能になっています。鈍足かつふんわりジャンプである代わりに一瞬で相手との間合いを変更できるテレポート技を持っていたり、通常技がスト6内で最長だったり、相手を追尾するような弾技をもっていたりなど、その独特さに関しては枚挙にいとまがないものとなっています。対処が難しい行動をいくつも持っており、相手の行動を予測しながらこれらの技を事前に出していくスタイルがダルシムの基本となります。

②ダルシムは方向キーと弱中強の3ボタン同時押しでテレポート技を出せるようになっており、このテレポートを多用する事から基本的にダルシム専用のボタン配置の変更が必須です。

③ダルシムをオススメ出来ない最たる理由がその独特な移動性能です。歩き速度がとにかく遅く、そもそもまともに歩く機会が少ないようなキャラクターなので、初心者の頃はまともに相手と戦うことすら困難なキャラクターとなっています。

④ダルシムをオススメしにくいもう1つの理由として、唯一無二過ぎて、ダルシムで得た経験が他キャラに活かしにくい事も挙げられます。ダルシムを使う上では、相手キャラへの理解が特に重要になってくるため、そういった意味では全くの無駄にはならないものの、基本的な戦い方からして全く独自の系統を持つキャラクターなため、キャラ移行であったり、サブで他キャラを使うハードルが高く、こういった点からも最初に触るのはオススメしません。

↑今までの他キャラクターの動画と見比べれば一目瞭然だが、なにもかも独特なキャラである。
 このため、初心者が最初に触るにはかなりオススメしにくい

以上ストリートファイター6初心者向けガイドキャラクター選択編となります。
この記事が皆さまのキャラ選択の助けになったら嬉しいです。

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