ゲーム概要
ゲーム名 | METAL SLUG ATTACK RELOADED |
ジャンル | タワーディフェンス |
プレイ人数 | 1人~2人 |
プレイ時間目安 | ストーリークリア(ノーマルモード全面クリア)で 50時間~60時間程度 |
販売形態 | Nintendo Switch、PlayStation、Steam、Xbox Series X/S |
価格 | 1320円 |
参考URL | Switch https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000067832.html PS5 https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0576-PPSA15476_00-MSAREPS5000000JP Steam https://store.steampowered.com/app/2322440/METAL_SLUG_ATTACK_RELOADED/ |
一口メモ | 緻密なドッド絵が魅力的なタワーディフェンスゲーム |
公式PV
はじめに
今回ご紹介するのは2024年6月半ば頃に唐突に発売されたメタルスラッグリローデッドです。
タワーディフェンス作品となっており、時間経過や敵を倒す事で得られるポイントを使ってユニットを生産し、敵ユニットから自拠点を守りながら進行していき、最終的には相手拠点の破壊を目指すゲームとなっています。
本作はソシャゲ版のメタルスラッグアタックを家庭用にリメイクした作品です。
ソシャゲ化故にメタルスラッグらしからぬ美女が目に付くとは思いますが、一方で、そういった人間キャラから巨大兵器まで、1つ1つが緻密なドッド絵で描かれているのが本作の一番の魅力なのではないかと思います。
※メタルスラッグは横スクロールシューティングのアーケードゲーム(後家庭用に移植)が存在し、その頃からドッド絵の出来の良さ、凝った演出などで話題になっている。
なお元のソシャゲ版の方は、2016年にサービスが開始され、2023年にサービス終了と、当時のソシャゲとしては意外と長生きした作品となっております。筆者自身過去に触れていた時期があるのですが、当時の思い出としては、キャラの更新頻度が高く、インフレがかなり激しい作品だったので、インフレ合戦にこそ辟易とした記憶がありますが、一方で色々なドッド絵のユニットが追加されるため、ユニット1つ1つの姿を眺めながら楽しんでいた(モチベにしていた)記憶もあります。
※なおソシャゲ版に関してはメタルスラッグディフェンス(こちらもソシャゲ)の続編という立ち位置になっており、ディフェンス自体は2014年サービス開始なため、その息の長さが伺える。
※ディフェンスの方は更新こそされていないものの、現在でもプレイ可能
良い所・オススメな点
①緻密なドッド絵
メタルスラッグというと、やはり既に何度か述べたようにその緻密なドッド絵を眺める楽しみというのがあります。例えばメタルスラッグの本シリーズから出演しているキャラクター達は、そのまま流用されているため、完成度が高いのはそうなのですが、MSAオリジナルのユニット(女性キャラ)に関しても良く動くキャラクターが多いです。
懐古的かもしれませんが、ドッド絵の良さをフルに表現しているゲームなのではないでしょうか。
↑例えばメタルスラッグを代表するような敵巨大兵器が参戦しており見応えがある。
左は初代メタルスラッグのアイアン・ノカーナ。右はメタルスラッグ2のビッグ・シェイ。
戦車下部から火炎放射器が出てきたり、戦艦が陸上を走ったりなど浪漫溢れる弩級兵器となっている。
↑MSA新規参戦の女性ユニットも見応えある者は多い。
黒炎の力で戦うミラは特殊攻撃で黒いフェニックスを呼び出し相手を薙ぎ払うというもの
↑和風お嬢さまのレイカは全身に隠した暗器で戦うスタイル。撃破された際には自爆特攻をしかける。
正規軍という主人公が属する勢力のキャラクターにしては色々尖っている。
↑なおMSAオリジナルというと女性ばかり目立つが、少数ながら巨大兵器も参戦している。
動画はランドブロウフィシュという巨大兵器で、定期的に強襲部隊を生み出しつつ後方支援を行う。
②歯ごたえある難易度
難易度に関して、かなり歯ごたえあるものになっているのもオススメなポイントです。
序盤は比較的簡単なのですが、中盤辺りからグッと難易度が上がり、ストーリークリアを目指すには編成を色々工夫する必要が出てきます。ストーリークリア後も、高難易度ステージが解放されるという事もあり、やり応えがあるものとなっています。
高難易度故に後述する周回(稼ぎ)による育成が必須という問題もあるのですが、それなりに高難易度なタワーディフェンスゲームを遊びたい人にはオススメです。
③ソシャゲ版からバランス調整がガッツリ入っている
元のソシャゲ版というのはインフレにインフレを重ね、過去の高コストユニットが新しい低コストユニットに蹂躙されたり、超遠距離射程のユニットが主軸となった事で、空中戦とも言えるような超遠距離同士での殴り合いが起こったり、状態異常(スタン)によるハメ殺しが横行したりなど、とにかくインフレの激しいソシャゲらしく阿鼻叫喚な環境が構築されていたのですが、それらが調整されて大幅に是正されました。
そもそものゲーム性から、中盤以降は極一部を除いて低コストのユニットが活躍しにくいといった事はあるものの、ソシャゲ版に比べたら活躍するユニットが増えたのではないかと思います。
④サントラとしての価値あり
本作の地味ながらも嬉しいポイントとして、メタルスラッグ各シリーズのBGMが収録されています。
初代から7までとメタルスラッグ3D(PS2作品)のBGMを流す事が可能なため、お値段を踏まえればサントラ目的で買うのもありでしょう。ただしBGMの解放にはゲームをやり込む必要があるため、その点は注意です。
↑ゲーム内でBGMを獲得すると、ギャラリーで鑑賞可能。幅広く収録されている。
↑ただし解放にはやり込みが必要。聴きたい曲が終盤で解放される場合大変ではある。
気になる点・注意点
①ソシャゲ版を基準にした場合、リストラユニットが多い
これは新規プレイヤーというより、過去に触った事のあるプレイヤーの方が気になるポイントです。
筆者も正確に数字を把握しているわけではないですが、ソシャゲ版では1000体(約1300体?)以上のキャラがいたのに対して、本作は約300体しかいないので、大幅にリストラされている事がわかります。原作は色違いキャラが多かったり、全体的なバランス調整の結果な所もあるので、仕方がないと思う所もありますが、DLCでもなんでも今後追加されたら嬉しいように思うポイントです。
※ただし正直な所、更新が入るかと言われると入らないだろうなという気もしてます。
↑例えばストーリー中に出演するにも関わらず、リストラされているユニットも一部存在する。
↑公式動画より。ソシャゲ版では実装されていた。
↑なお本作を遊んだプレイヤーからは女性キャラの多さをネタにされる事も多いが、
実際は上記公式動画のように、むしろキャラはオマケで巨大兵器がメインのユニットも多かった。
こういったのがリストラされているのは少々寂しく感じるポイントではある。
②育成のための周回が要求される
本作は装備を集めるために全体的に周回を要求されます。戦闘そのものこそオートで放置は出来るのですが、ステージを選ぶ必要等はあり、連射コン等を使わないのであれば完全放置出来るわけでもないのでやはり手間です。後半は高難易度であるからこそ妥協もしにくいので、この育成で時間を取られるのがキツい人もそれなりに多いのではなかろうかと思います。
↑クリア後には、勢力バフを強化出来る要素が複数解放されるのだが、これも周回が必要。
流石に強化アイテムのドロップ率が超低確率で中々落ちないという事はないものの、時間はかかる。
③対人目的ではオススメしない
本作にはオンラインによる対人要素も実装されています。元のソシャゲはむしろソロモードがオマケでこういった対人やギルド戦といったものがメインだったので、実装されている事自体は不思議ではないのですが、対人目的で本作を購入する事はオススメ致しません。まず事前準備にストーリークリアが必要なため、時間が非常にかかる上に、結論パーティといったものも固まっているため、殆ど編成に幅がありません。そのためあくまでソロ目的で購入する事をオススメします。
おわりに
以上がメタルスラッグリローデッドの紹介になります。
ソシャゲ版の頃から久方ぶりにプレイしましたが、周回の大変さはたしかにあるものの、ドットで動いているキャラクター達を眺めるのはとても楽しく、特に大型兵器群が動いている様子は壮観で気分が高揚するものとなっています。
お値段もリーズナブルなので、購入のハードルも低く、オススメ出来るのではないかと思います。
コメント