ゲーム概要
ゲーム名 | BLEACH Rebirth of Souls(ブリーチリバースオブソウルズ) |
ジャンル | アクション、アニメ、3D格闘 |
プレイ人数 | 1人~2人 |
プレイ時間目安 | メインストーリーモードは全て視聴して35時間程度 +シークレットストーリーモードが10時間程度 |
販売形態 | PlayStation、Steam、Xbox |
価格 | 8360円 |
参考URL | 公式 https://bleach-ros.bn-ent.net/ Steam https://store.steampowered.com/app/1689620/BLEACH_Rebirth_of_Souls/?l=japanese |
一口メモ | 破面編までを総復習+外部作品の補足付きで楽しめるブリーチファン必見ゲーム |
公式PV
はじめに
今回紹介するのは、久保帯人先生作の週刊少年ジャンプで連載されていたBLEACHを原作とした3D格闘ゲームであるBLEACH Rebirth of Souls(以降リバソルと呼称)です。
ブリーチというと、最終編である千年血戦篇がアニメ化され、最終クールである禍進譚の放送が決定(時期は現時点では不明)された事が記憶に新しいですが、本作はまさにそういったブリーチの盛り上がりに合わせて製作されたような作品になっており、破面篇までを総振返り出来るのが特徴となっています。※ブリーチは全部で698話で構成されるが、そのうち1話~423話までが該当する。この後死神代行消失篇を挟んで、千年血戦篇に突入する。
またブリーチはここ10数年はソシャゲ展開(ブレソル)が一般的であり、家庭向け(買い切り)ゲームとしては2011年にPS3で発売された「BLEACH ソウル・イグニッション」以来の新作となっており、非常に貴重な新作にもなっています。
更に本作は基本的には漫画原作の内容を基準とする一方で、具体的には後述しますが、一部小説版やアニメ版の内容であったり、本作オリジナル要素の話なども混ぜる事で、破面編までのストーリーを補完するという形が取られています。
ブリーチ新規勢は手間をかけずにこれ1本で破面編までを十分に総覧出来る他、ファン視点でも昔読んだストーリーを懐かしんだり、新たなストーリーを楽しんだり出来るため、ブリーチに関心がある人ならば非常にお勧めしやすい作品になっております。
なお原作自体は今となってはそれなりに古い作品になりますが、作品を紹介する関係上一部ネタバレには注意してください。
良い所・オススメな点
①圧倒的なストーリー量かつフルボイス
既に最初で紹介した内容ではありますが、やはり破面編までを収録したその圧倒的なストーリーのボリュームが特徴的でしょう。具体的には①死神代行篇②尸魂界篇③仮面の軍勢篇④虚圏篇⑤空座決戦篇の5つで構成されており、主人公黒崎一護の物語が一旦ケリが付く=丁度キリが良い所で終わるような形になっています。
①の死神代行篇だけは、チュートリアルを兼ねている事もあってか、かなり駆け足気味な所はあるのですが、一方で②の尸魂界篇以降は、かなりギッシリ詰まっており、1ステージ5分~15分程度のものが、全部で140ステージ分(箸休めストーリー分除く)あると書けばその濃密さがわかるでしょう。
更にストーリー関連は全てフルボイスとなっているため、非常に見易いです。用語解説なども併せて収録されていて、詳しく解説されているので、本作1本で完結するのも良い点でしょう。
注意点として毎ステージ必ず戦闘があるわけではないので、所謂ムービーゲーな所もありますが、あくまで原作をなぞる仕様上仕方ないとも言えます。

↑画像のように①死神代行篇(画像上)だけは全8ステージになっているが、
②尸魂界篇(画像下)からは全41ステージと、ステージ数が大幅に増えている。
↑ブリーチ未読でも有名なシーンも本作ではちゃんと楽しめる
↑ボイス回りは基本アニメ版準拠なため、黒猫だと何故かオジサンボイスの夜一なども再現されている

↑用語解説も収録されており、事細かに設定を追える
補足1:非プレイアブルキャラについて
本作はプレイアブルキャラが全部で33キャラ(ただし主人公の一護だけ3キャラなので、被りなしなら31キャラ)となっており、こうなると非プレイアブルキャラのストーリー上の扱いが気になる所ですが、非プレイアブルキャラにもしっかりと3Dモデルが用意されており、ストーリー上そういったキャラクターと戦闘になる場合には、しっかり対戦したりもします。
ブリーチは所謂脇役が非常に多い関係上、必ずしも登場人物全てが3Dモデルとして用意されているわけではなく、一部登場そのものが省略されている場合もありますが、かなりのキャラクターにモデルが用意されてはいるので、ゲーム的な事情でストーリー展開に違和感を感じるといった事は殆どありませんでした。

↑十刃は当然プレイアブルキャラキャラ以外も3Dモデル有り

↑十刃以外の破面の面々にもちゃんとモデルが用意されていたり…

↑サブキャラにもかなりのキャラクターにモデルが用意されている
↑非プレイアブルにも最低限の戦闘カットインなどは用意されている

↑ただし全員ではない。例えば仮面の軍勢は一枚絵は用意されているが、実際に3Dモデルが用意されているのは平子、ひよ里、ハッチの3名のみ
補足2:シークレットストーリーについて
本作はメインストーリーとは別にシークレットストーリーが用意されており、一護を除く全プレイアブルキャラ+織姫のそれぞれに3or4ステージ用意されており、内容としては本編を補足するようなものになっております。
さらに、例として下記に紹介するハリベルの場合、最初のストーリーで破面となった理由が語られるのですが、こちらは原作(漫画)にはなく、アニメ版で語られた内容が反映されたものとなっており、この他には藍染に裏切られた後のストーリーもあるのですが、こちらは小説版の内容が反映されていたりなど、原作(漫画)以外の内容が反映されていたりします。
このように各キャラの視点で、本編との関わりを知る事が出来るのも本作の面白いポイントと言えるでしょう。
↑アニメ版(284話)の内容が簡略化しつつも纏められた状態で反映されているハリベル篇

↑全プレイアブルキャラに用意されているので、海燕や山爺などのストーリーも見れるのも嬉しい
補足3:箸休めストーリーについて
③仮面の軍勢篇でのみ閲覧する事が出来るオマケストーリー。全19ステージ。箸休めという事で、コメディ調のストーリーが多く、所謂カラブリ(ブリーチのコメディ短編集)が想起される。ただし全て完全コメディというわけではなく、例えば恋次がルキアを意識する場面が描かれたりなど、キャラの関係性を補完するような面もある。
ブリーチの細かい設定を知ってるとフフフッと笑えるものが多く、ファン向けコンテンツとなっている。

↑3章にのみ用意されているオマケストーリー
話の展開的にもルキア奪還直後と丁度落ち着いた時期のものである
↑尸魂界の面々で双六大会などは凄いカラブリ味のある展開

↑必ずしもコメディ全振りというわけでもない
②オサレなキャラアクション
発売前に各プレイアブルキャラクターの戦闘演出を公式が散々推していただけあって、戦闘演出は非常にオサレです。超必殺技や覚醒(始解や卍解など)の演出が凝っているのは勿論なのですが、中にはそれとは別に専用演出を持っているキャラなどもあり、カットインが入るだけで盛り上がります。
↑例えば藍染には鏡花水月があり、試合中一度だけ専用カットインとともに敵の攻撃を無効化する
なお原作再現の一環として、黒崎一護にだけは使えなかったりする
③戦闘システムそのものは面白い
キャラによっては永久コンボがあったりなど、キャラバランスは良くない(キャラゲーあるあるではある)な所はあるのですが、それはそれとして基本システム自体は格ゲー的な要素が強く面白いです。
打撃とガードと投げの三竦みが基本になっており、技の差し合い・読み合いを回していくようなゲーム性になっており、有利を取れる技(自分が先に動ける技)を軸に戦ったり、技をガードされた際に見切り(ジャスト回避)を仕込んで相手の暴れ(咄嗟の反撃)を潰したりなど、結構格ゲー的な立ち回りが可能です。
読みが上手くハマれば、当然絵面も非常にオサレになるので、基本的なゲームシステムそのものは良いです。
↑技の後隙に見切りを仕込んで置いたりなども可能
使いこなせれば非常にスタイリッシュに戦える
④オサレなBGMの数々
ブリーチのオサレ感を支える要素として、本作はBGMも粒ぞろいです。特にキャラクター毎に専用BGMがついており、覚醒すると専用BGMに置き換わる仕様になっているので、覚醒が余計に盛り上がる形になっています。ボーカル付きのBGMを持っているキャラクターも一定数おり、非常に聞きごたえのあるものになっています。
↑BGMは強制書き換えなので、所謂BGMの奪い合い合戦も起こったりする
気になる点・注意点
①ストーリーのモーションは程々
原作付きのキャラゲーというと、昨今はアニメ顔負けの3Dアニメーションを見せてくれるようなキャラゲーが多いのですが、そういったゲームに比べると本作はあんまりです。流石に棒立ちだったり、紙芝居と呼ばれるような状態のものではありませんが、基本的に動きは硬いと思います。※一応章の終わりなど重要な局面では専用アニメーションが入り、のだが、本当にごく一部だけだったりする。
例えばちょっとした戦闘シーンが入る場合、①武器を構える→②暗転(白転)→③斬撃エフェクトだけ流れる→④攻撃された側が吹き飛ぶ など、一昔二昔前のキャラゲーによくあったような演出が多く、場合によってはシュールな絵面になっている場合もあります。
ブリーチとしては本当に久々の新作であり、もしも今後シリーズ化するならその基礎になるような作品だと考えれば、仕方ないとも思うのですが、気になる事には気になります。
↑動かない訳ではないのだが、昨今のキャラゲーに比べると動きが硬くは感じる
ただ声優の熱演もあり、馴れればそこまで違和感を感じるわけではない
②非プレイアブルキャラとの戦闘は地味
こちらも仕方ない部分ではあるのですが、非プレイアブルキャラともストーリー中で色々戦える代わりに、戦闘そのものはかなり地味です。大抵のキャラクターが2~3種類の攻撃しか持っておらず、技を出す→隙を晒すを繰り返すだけなので、作業感が強くなっています。前半はまだ良いのですが、破面篇に入ると十刃の面々なども非プレイアブルだと作業戦闘になってしまうので、全く苦戦する事はありません。
一応用意されているレベルなので、あくまでストーリーを見るための戦闘になっています。
おわりに
以上がBLEACH Rebirth of Soulsの紹介記事になります。本作はブリーチ愛が込められた作品になっており、破面篇までのストーリーを抑えるという目的があるならば、未読でも原作ファンでも楽しめるような作品になっています。
筆者の場合ブリーチは幼き頃に漫画とアニメ版をそれぞれ一度見ただけで、後は現行の千年血戦篇のアニメを見た程度なのですが、簡単なあらまししか憶えていなかったので、こんなキャラいたなぁとか色々と懐かしみながら楽しむ事が出来ました。
またブリーチはライブ感が強い作品であり、細かい設定が外部作品などで補完された結果、設定を追うのが中々大変な所があるのですが、本作ではあくまで破面篇にまで限定する代わりに広く抑えられているので、ファンブック的な役割も持っているゲームになっています。
DLCでは千年血戦篇のキャラが登場するとの事なので、どの程度千年血戦篇の内容が反映されるのか楽しみにしつつ待ちたいと思います。
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