【コラム】あのゲームは今-パルワールド編-

レビュー

 初期環境(2024/1月)にパルワを遊んだっきり満足してそのままだったのですが、アプデが色々積み重なっている&テラリアコラボが気になるという事で、久方ぶりにパルワを遊んでみたところ、追加要素は勿論結構細かい所が色々変わっていたので、プレイ日記的な要素(筆者の所感)も混ぜつつその紹介記事を書いてみようと思った次第です。(単純にパルワは結構ガッツリ時間が取られるゲームなので、記事にしないと他に書くネタがないというせこい理由もあります)

 なお筆者個人の意見としては、新規パルや新エリアも要素としては十分大きいのですが、むしろ記事だと⑦以降で扱っている新規施設の追加や細かい調整のおかげで遊びやすくなった点や、最終的にプレイヤーが主体になりやすい初期環境に比べ、パルを補助要因ではなく主戦力として採用しやすくなった事などがモチベの高さに繋がりました。

 初期環境との比較は自分の記憶&他の方のプレイ動画&公式Twitterのアプデ表を確認したりして書いておりますが、もしかしたら「それ実は初期からありましたよ」みたいな事がありましたらご指摘頂けると幸いです。

 なお1年前にパルワのレビュー記事も書いておりますので、単純にパルワのレビュー記事目的でこの記事を開かれた方がいらっしゃったら、そちらもぜひ参考にしてみてください。

↑過去のレビュー記事についてはこちら

 パルワールドは、オープンワールドサバイバルゲーム系の中では、基本マップを只管拡張していく方式が採用されており、和風モチーフの桜島と、複数のバイオームから構成された天落エリアという2つの巨大なエリアが追加されていました。

 どちらも初期エリアでは見られない新種のパル達が数種類~10数種類程いる他、各種新素材やら新ボスが用意され、追加エリアという事で、全体的に高レベルという事もあり、それなりに探索しがいのあるものとなっています。

 また大型新規エリアとは別に、各種小型の島エリアも追加されており、新種のパルを見つけられる他、場所によっては後ほど紹介するオイルリグや闘技場など新規コンテンツが配置されている場合もあります。

↑桜島は和風チックな桜エリア(左)とキノコ平原(右)の2つが主要なエリアとして存在する

↑桜島のボスは月下衆の頭領サヤで相方のセレムーンは三日月モチーフ
なお桜島各地にいる彼女の部下も忍者風の格好になっている

↑天落エリアは高低差が非常に激しく、紅色の高台と黄色や青色の低地で構成されている

↑なお天落エリアには各地に対空砲が設置されており、破壊するまでは飛行パルでの移動が制限される
 一度破壊すればリスポーンはしないので、縛られるのはあくまで初見探索時のみ

↑天落エリアのボスのビョルンは北欧神話に出てきそうな見た目
最終塔ボスという事で現状の塔ボスで一番強い

↑追加エリアの地図上での大きさ
 天落エリアの方が追加エリアとしてはかなり大きめ

↑上記大型エリア以外にも常夏風の島や沈没船のある孤島など、
 細々としたエリアが各地に追加されている

 初期バージョンに比べて新規パルは全部で88種類(うち11種はテラリアコラボ)追加されています。ただ既存種の色違いや新種内での色違い個体も多いため、色違い抜きの完全新規種※としては48種類(うち4種はテラリアコラボ)程度になっています。
※新種パルに関しても、例えばテラリアコラボ産パルとしてスライムが全部で6種類追加されたのだが、色が違うだけで見た目は全て同じため、スライムとして1種類換算にした場合の数になっている。

 追加パルに関しては、固有スキルであるパートナースキルがどれも特徴的かつ有能なものが多い他、伝説パルではないにも関わらず固有のアクティブスキル(攻撃技)を持っている個体も多く、かなり個性的な面々が揃っています。

↑例えば有能新規パルの一例としてフワフラワ(左)とベノッポ(右)が挙げられる
フワフラワは配置するだけで拠点全体の作物の成長速度を加速し、
ベノッポはストレスの蓄積を低減(SAN値減少速度低下)してくれる

↑個人的な見た目の好みで言うならトコナッツ(左)、ヤンデリナ(中央)、ナイトロット(右)など
特にトコナッツは巨大竜脚類モチーフだけあってα種は圧巻の大きさを誇る

↑コゴエールはクジラモチーフらしく水柱をあげたり、その巨体を天高く撃ちあげたりする
 動画のように通常パルであるにもかかわらず専用技が用意されている事がそれなりにあるので、
 新種パルの新種感がより強まっており楽しい

  初期は高難易度コンテンツらしいものがなかったのですが、今のパルワールドには①ハード版塔ボス②オイルリグ③レイドボスの3つが追加されております。

 ①ハード版塔ボスとは、桜島のサヤを初めて倒した時点で解放され、全ての塔ボスにハード版が追加されるというものです。それぞれの塔ボスがレベル50~65を想定したものに強化されるというもので、クリア報酬自体はスキン装備が貰えるだけなので、あくまで報酬は二の次でやりこみ勢向けの要素になっています(全ハードボス撃破のSteam実績はあり)。
※一応ハードボスを倒すと後述する遠征地が増えるというメリットもあるのだが、この段階まで行くと持て余し気味

↑左が通常版ゾーイで右がハード版ゾーイ
見にくいが左の体力は3万、右の体力は36万になっている
更にハード版はお供がついたり、使用する技が変更されていたりする

↑報酬はなりきり装備なのでほぼオマケ

 ②オイルリグは簡単に言えば高難易度版ダンジョンといったものであり、密猟団が占領するオイルリグを探索して、巨大宝箱を解放する事で武器・防具の設計図を集めるためのコンテンツになっています。特に天落地方にある最高難易度オイルリグは、プレイヤーレベルが最低でも59(理想は63程度)ないと苦戦必至なコンテンツである代わりに手に入る武器設計図も最上級なものとなっており、ここで強力な装備を整えて①の終盤のハード版塔ボスや③の高レベル帯のレイドボスに挑んでいく形になります。

↑海上版ダンジョンとも言うべきオイルリグ
 なお本来飛行パルに乗ってると撃ち落されるのだが、画像のように滑空する分には大丈夫だったり

↑オイルリグ内の巨大宝箱を開ける事で貴重な設計図が手に入る
 なお天落のオイルリグのみ、巨大宝箱解放前にボス戦が発生する

 ③レイドボスとは、拠点に超大型の専用ボスパルを召喚して挑むコンテンツとなっており、拠点のパル(デフォルトで最大15頭)とプレイヤーの力を合わせて討伐する事を目的としたコンテンツになっています。レイドボスは討伐時に貴重なアイテムをドロップするほか、レイドボスの卵を1つドロップするため、パル収集目的の場合にも一度は挑む必要があるコンテンツになっています。
※ただしテラリアコラボ専用レイドボスのみ、コラボ専用装備をドロップする代わりに卵はドロップせず仲間には出来ない。

 なおレイドボスに関しては、超高難易度版の極み種というものも用意されており、こちらは①と同様に討伐してもスキンが追加でドロップするだけでやりこみ勢向けではありますが、現状のパルワールドで一番難しいコンテンツなのではないかと思います。

↑実際にレイドボスと戦ってみた映像。拠点パルと一緒に戦うので絵面はゴチャつきつつも派手。
 なお比較的余裕を持って倒しているように見えるが、これは余裕のある相手を選んだため
 育成要素がレイド実装時よりも色々拡充された事もあり、ソロでも比較的挑みやすくなっている

↑極ボスはハード塔ボスと同様にスキンを追加でドロップするだけなのでオマケより
 ただこちらは通常レイド報酬も貰えるので、一応実用的な面もある

 パル3体&プレイヤー1人で戦う闘技場も追加されています。マルチ設定ならプレイヤー同士でのPvPが行えるほか、ソロではNPCと戦うモードが用意されており、ここだけで手に入るバトルチケットを闘技場前の商人と交換して、様々な報酬が手に入るようになっています。

 ソロモードでは全部で6つのランク(難易度)が用意されており、最高難易度のマスターランクに至っては敵のレベルが65(現時点での最高レベル)に設定されているため、一応それなりに高難易度なコンテンツになっています。

 ただこのコンテンツを③の高難易度コンテンツに入れなかったのには理由がいくつかあり、1:周回するなら1つ下のダイヤモンドクラスでも十分である事、 2:ここだけでしか手に入らないアイテムが少なく、闘技場限定商品を取るだけなら周回の必要性が薄い(※ただし購入出来るアイテム自体は有能なのが多い) 3:闘技場での勝利報酬はあくまでスフィアとバトルチケットしか貰えない事もあって、副産物に乏しい 4:周回コンテンツとしてはあまり効率的ではない 事が挙げられます。

 一応闘技場内での戦闘は、弾薬などを消費しないという特徴があるので、とにかく戦いたい人にはオススメなコンテンツと言えます。

↑プレイヤーも戦闘に介入出来るが、ダメージが大幅に落ちるので、パルの育成が必須
敵毎にコンセプトがあるので、弱点をつけるとなお良い(特にマスターランク)

 コンテンツの追加で言うとテラリアコラボも外せません。主な内容としてはテラリアダンジョンの追加(テラリアダンジョン内限定でコラボパルが湧く)、コラボパルの追加、コラボ装備の追加、専用レイドボスの追加の3つになっています。

 ダンジョンの平均レベルが40程度になっており、コラボ装備品も中盤から終盤手前(高難易度コンテンツ以外)で大活躍出来るようなものが多いです。

↑コラボでは専用のダンジョンが用意されており、ここを周回する事で装備をかき集める

↑コラボ装備はいくつかあるのだが、筆者が実際に愛用したものとしては動画の通り
 射程が短い代わりに弾薬を消費しない自動追尾攻撃ナイトグロウ
 コラボ装備では比較的序盤で作れて、弾薬を消費しない代わりに山なり軌道なニャオメア
 攻撃力が低い代わりにリロード不要で、たまに自動追尾ミサイルが飛び出るボルテックスビーター
 そして耐久消費が滅茶苦茶激しい代わりに9本の剣が全自動で攻撃するテラプリズマ
特に動画最後のテラプリズマは常に攻撃し続ける関係上、プレイヤーにヘイトを集中させたり色々便利
 

遠征

 拠点に遠征所を設置する事で、パルボックスにいるパル達を最大100体まで一定時間派遣し、帰還時に派遣場所に応じて報酬が貰えるというもの。

 派遣したパルの戦力値に応じてもらえる報酬の量が増えていくのだが、レベルよりも凸の方が戦力値への影響が大きいため、経験値稼ぎを兼ねて乱獲したパルを重ねて派遣していく事が多い。

 なお塔ボスを倒す事で派遣場所が増えていくのだが、基本的に一昔前のものが報酬として貰えるため、もっぱら①研究で使う羊皮紙回収②一部アイテム作成で要求される古代文明のコア③レイドボス召喚アイテムを作成出来る石片④要求数が多い割に採集機会の乏しい洞窟キノコ ここらへんのアイテム回収目的で使われる。

↑遠征所を設置して、30分~1時間ほどパルを派遣して報酬を受け取るコンテンツ
 遠征所が地味に大きくかなりの場所を占有する

釣り

  各地の海や池に釣りポイントが用意され、そこで釣りが行えるというもの。主に水棲パルが釣れる他、パルを釣った際に色々とアイテムもドロップする。釣り関係のアイテムはテクノロジー解放で手に入れる仕様上、レベルで色々制限されているが、釣ってしまえば確定でパルが入手出来るので、結構気が楽。

 またゲーム後半の方で出てくる達人級の釣り場所は、ミニゲームの難易度が大幅に上がる代わりに、応用本といって作業適正を上昇させられるアイテムを確保出来るようになるので、結構美味しいミニゲームになっている。

 また釣り堀を拠点に設置する事も可能で、こちらはプレイヤーが操作出来ない代わりに、釣り餌を使って拠点パルに釣りをさせる事が出来る。(=時間がかかる代わりに全自動で釣ってくれる)

↑ バーに魚影を捉え続けるという割とよくある方式の釣りミニゲーム
ゲーム後半になるとかなり難しくなるので、釣りサポート効果のあるパルを用意する必要が出てくる

↑ヌシというかなり強力なスキルを持ったパルを釣る事が可能。中には釣り限定のパルも

↑釣り堀を設置して、拠点のパルに任せる事も
1回辺り18分で最大10回まで

↑例としてゲーム後半に釣り堀で10回分釣らせた時の画像がこちら
 テクノロジー本や貴重なアクセサリーなど結構豪華なものを集めてくれる

↑釣り等で手に入る応用本はパルの作業適正を上げるというもの(0→1は不可)
地味ながらも特に拠点パルにも拘りたい人には嬉しい一品

サルベージ

 釣りの亜種。釣りに比べて難易度がかなり低いものの、かなり高効率で設計図や貴重品を集められる。惜しむらくはサルベージポイントを序盤から見かける割に、サルベージ自体は60レベルで解放と滅茶苦茶遅い事。このため筆者もゲームプレイ時は殆ど忘れていた。

↑絵面はかなり地味なかわりに結構美味しいのだが、とにかく解放が遅い

研究

 拠点にて素材を消費する事で研究が行えるように。農作物の成長速度を上げたり、弾丸等の追加クラフトの確立を上げたり、地味ながらも確実に拠点運営を強化してくれる研究内容が揃っている。

 研究には各種素材に遠征報酬の羊皮紙が要求される他、研究内容に応じた作業適正が要求される。

↑素材を投入した上でパルを配置しておくと研究してくれる。
最大1項目辺り35%以上も作業速度を上昇させたりしてくれるので地味ながらも重要

  パルソウルによる能力強化が45%から60%へ引き上げ、レベル上限の上昇、信頼度に応じた能力上昇などのシステムが追加された結果、全てを最大強化した場合にパルのステータスが大幅に強化されるので、ゲーム終盤までパル主体で戦いやすくなりました。

 また手持ちにいると味方パルを強化するパルなども増えているので、サポートパルを大量に採用してプレイヤー強化がド安定だった初期環境に比べると、メイン運用するパルを強化するという選択肢があります。

 また信頼度システムは、元々のパルの強さ(種族値)に応じて強化率の度合いが代わり、序盤パルなど、元々のステータスが低いパルほど強化度合いが大きいシステムになっているので、好きなパルを優先して戦いやすいようになっているのも大きな変更点と言えます。

↑フル強化パルを比較してみた事例
 特に攻撃力は伝説パルと大差ない所まで盛れるので、好きなパルで戦いやすい

↑なおスキル自体も増えており、戦闘用・拠点用どちらでも優秀なスキルが色々追加されている

 初期環境で厳選というと、とにかくパルを乱獲してレアなスキルを集め、そのスキルを集約するよう何度も配合し、最後に目的のパルを目指して更に配合を繰り返すという非常に手間がかかるものだったのですが、現在ではかなり楽になっています。

 お金を使って一部スキルを自由に付け替えられる手術台(特定アイテムを使えば性別転換も可能)、自身の持っているスキルを一定確率で付与するヤクモマルのおかげで、特に配合による厳選が厳しい伝説パルを中心に大幅に改善されています。

 また限界まで育成する場合、初期の頃は、パル1体1体に設けられた個体値の存在がかなりネックだったのですが、個体値を判別出来るアイテムが追加された他、そもそもの個体値を強化するアイテムが追加されたので、多少個体値が低いパルで妥協するといった事も無くなりました。
※ただし個体値上昇アイテムを集めるのは結構面倒なので、初期個体値が高い事に越したことはない

↑手術台では主に最高レアの1つ下のスキルを自由に付けられるので、
 とりあえず最高レアのスキルさえ継承出来ていれば後はかなり融通が利く

↑自分の持っているスキルを最大30%(完凸時)の確立で野生のパルに付与するヤクモマル
ただし伝説など固有スキル系は対象外

 ヤクモマルのスキルは正確に書くと、「パル捕獲時の空きスロットに確率で自身と同じスキルを継承する」というもの。例えば伝説パルは確定で2枠固定(セイントールなら伝説と聖天など)でスキル持っている事が多いが、そうすると最大残り2枠をヤクモマルで抽選出来るという仕組みになっている。

 なおヤクモマルのスキルは野生パル捕獲時に発動する効果なので、捕獲するタイミングで出しておけば問題ない。(ただし完凸ヤクモマルの用意とは別に、ヤクモマルのサドルの解放は必要)

↑上記で紹介したヤクモマルでセイントールを捕獲してみた例
 この場合、伝説・聖天・手加減がセイントールが元々保有していたスキルであり、
 ダイヤモンドボディがヤクモマルによって付与されたスキルになっている

↑個体値の判別がゲーム内で行えるように
 孵化厳選や捕獲厳選で役立つ

↑1つあたり個体値を10増加させる個体値の実も追加された

↑この他みねうち状態でパルを捕獲しやすくなる指輪や性別転換アイテムなど
便利な要素が色々増えた

↑なおランダムイベントで遭遇でき、
低確率で個体値や最高レアスキルを付与してくれるブラウン博士なども実装されたが、
素でレベル50と高くて終盤まで捕獲出来ないうえに、
1日1回しか挑戦出来ないため、あくまでオマケ寄りの要素

オマケ:αパルが孵化出来るようになった

 初期環境で遊んでいて個人的に残念だった思い出があるので、個人的に嬉しかった要素。孵化厳選をやっていると100体中2~4体ぐらいの割合で生まれてくる。親がα種かどうか関係なく、本来α種が野生湧きしないパルもα種で生まれてくる可能性あり。

 ただしテラリアコラボ産のパルだけは例外的にそのほとんどでα種が生まれない模様。

↑確定孵化でない分孵化厳選の難易度が大幅に上がったり、
デカくなった分ステータスに補正が入る代わりに被弾率も上がったりなど、メリットがそこまでだが
 やはりデカい分特別感は出る

 初期環境ではだだっ広い広場の中央に檻が設置されただけの敵拠点ばかりでしたが、敵拠点がプレイヤー拠点のように構造物として生成されるようになり、敵拠点内には複数宝箱が設置されるようになりました。

 宝箱からは色々なアイテムが落ちるわけですが、ここで最大の目玉がレジェンドレアの宝の地図で、個体値上昇アイテムなどをドロップしてくれるかなり美味しいアイテムとなっています。※宝の地図を使用するとマップ上にスコップマークが表示され、そこまで堀に行く事でアイテムが入手出来るようになっている。

 またこれらの拠点にいる敵は、周辺地域のレベルに関係なく高レベルな事が多いので、宝の地図を集めつつ経験値稼ぎを行う事も可能になっています。

↑勢力毎に特徴的な構築物げ建設されるようになり、マップ上の見栄えも良くなった

↑宝の地図が結構おいしく、レジェンドレアになると貴重品を複数貰えたりする
ただし高レア宝の地図を狙うならそれ相応に高レベルの拠点に行かねばならない

 探索中に見つけられるアイテムとしてドッグコインというアイテムが追加され、それに合わせてドッグコインと貴重品を交換してくれるコイン商人が追加されました。

 ドッグコインは探索中に見つけられる残骸を漁った時に確立で入手出来る他、ミミドックという宝箱に擬態したパルが各地でランダムスポーンするようになっており、このミミドックを倒すor捕獲でドッグコインが手に入るようになっています。(解体は不可)

 コイン商人の方に関しては、各地の寂れた教会内に配置されているのですが、目玉商品としてはアクセサリー枠を増やす(最大2枠増加で4つまで装備可能に)アクセサリー箱と、パルのランクを強制的に1ランク上げる濃縮万能パルエキス(ただし滅茶苦茶高価)の2つが挙げられます。

↑ミミドッグを倒すとドッグコインをドロップする

↑ドッグコインは各種貴重品と交換が可能

  設計図5で1つ上のレア度の設計図と交換出来る製図台、成長まで時間がかかる代わりに狙った技の実を増やせる技の実農園、すぐに拠点に帰還出来る帰還の雷雲など、とにかく色々な便利なものが新たに実装されています。

↑実際に遊んでていて便利だなと感じた新規アイテム(建築物)としてはここらへん
個人的にはアイテム取り出し機の解放(49レベ)がもう少し早いと嬉しかった

↑既存施設にも改善が入っており、特に監視台による作業の個別指定は大きい
 わざわざ作業適正が低いパルが仕事してしまう問題を解決出来る

採掘場が拡張され、金属や石炭硫黄なども拠点で掘れるようになった

 小タイトル通り、各種採掘場が設置できるように。ゲーム最終版の装備に関わる鉱石は相変わらず採取しに行かなければならないが、特に金属鉱石はかなり多用するためありがたい。

 注意点として各種採掘場を解放するには、塔ボスの撃破が必須

中盤までの難易度が抑えられ、クエストなど経験値入手の機会が増えた

 初期の頃は三番目のボス辺りから難易度がグッと上がる感じであったが、現在は桜島のボスサヤ手前辺りまでは割とスルスル行けるようになっている。

 またメインクエスト及びサブクエストが実装され、クエスト経験値が貰えるようになったので、特に中盤辺りまでは円滑に進んでいくようになった。

 個人的には実際に遊んでみると、レベル50を超える辺りから経験値稼ぎを考えないと上がりにくくなっていくよう感じた。

↑初期環境でもミッション自体は存在した記憶があるが、
 経験値が報酬として貰えるようになったので、中盤辺りまでは経験値稼ぎをしなくても困らない

人間NPCにも手作業以外の作業適正が増えた

 元々手作業にしか適正のなかった人間キャラですが、作業適正が広く浅くつくようになりました。基本的な作業適正自体は低いので有用性はそこまでですが、パルと人間の拠点での共同感が出るようになった他、前述した応用本を使って無理矢理伸ばして配置するといった芸当も可能です。

↑NPCによって採掘or水やり適正があり、最序盤だと意外と有用だったりする

ゾーイの味方化が可能に

 初期頃に元々あったボスNPCを捕獲できるバグが修正された代わりに、ボスNPCの1人ゾーイを仲間に出来るようになりました。ゾーイ単体を捕獲出来る他、ゾーイ関連のミッションを進めるとゾーイ&エレパンダが加入してくる※ようになっています。
※ゾーイ単体の方は何度でも捕獲出来るのだが、ゾーイ&エレパンダは1体しか確保できないので、育成がかなり面倒。

↑人間NPCの方のゾーイはパートナースキルがない事もあり実用性は皆無なのだが、
 人間NPC唯一の武器使用スキル持ちで、銃を撃って戦ってくれる
 ※基本的に人間NPCのスキルはパンチのみがデフォルト

↑ゾーイ&エレパンダはバグで捕まえられた時代に比べて、
作業中はゾーイが降りたりなど、細かい挙動が少し変化していたりする

隕石落下or補給物資投下のランダムイベントの追加

 デフォルトだと180分に1回※、空中から隕石か補給物資が投下してくるイベントが発生するようになった。隕石は隕石の欠片が大量に手に入る他、隕石の傍に専用のパルが湧くようになっており、貴重なパルの入手機会になっている。※ワールドカスタマイズから変更可能。デフォルトだとあまりにも遭遇機会が少ないので、個人的には設定を変更して30分に1回とかにしても、バランス崩壊みたいな事にはならないので良いように感じる。

 一方補給物資に関しては、地域に応じて貴重なアイテムが落下されるようになっており、特に応用本を手に入れる機会の1つなっている。

↑隕石の欠片は一部アイテム制作で使用するほか、
 隕石の欠片1個あたりパルジウムの欠片3つに変換出来るのがかなり美味しい
※隕石落下1回あたり100以上もの隕石の欠片が手に入る

ワールド生成時にパルの配置のランダム化が追加

 ワールド生成時限定で、パルの生成パターンをランダム化出来る設定が追加された。ランダムのパターンとしては地域毎にランダムと完全ランダムの2つがあり、地域毎にランダムは例えば砂漠地帯に雪山地帯のパルが湧いて代わりに雪山地帯で砂漠地帯のパルが湧くといった湧き方になります。

 一方で完全ランダムの場合は、文字通りどこにいようとあらゆるパルが湧く可能性のある状態になるのですが、中立・敵対パルが入り乱れてカオスになるのは勿論のこと、密漁団などもランダムの対象になるので、開幕密漁団のクラッシャーのガトリングに撃たれるという事も起きます。

 もう一つパルのレベルのランダム化もあるのですが、こちらはオフだと地域毎にパルのレベルが調整される一方で、オンだと開幕からいきなりレベル50のパルが湧いたりという本当に混沌とした状態にできます。

↑ワールド生成時限定で変更可能

↑開幕ガトリングに撃たれたり、地域性もへったくれもない面々に追われたりカオス

 以上パルワールドの紹介になります。

 約1年半ぶりに遊んだのですが、思った以上に色々な所が変わっており、特に遊びやすい方向性で改善されているのが凄く好印象でした。レベル65まで色々な要素に触れながら最後まで楽しむ事が出来ました。

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