はじめに
今回は、豪鬼の時と同様に、ベガ追加前にベガに関する解説記事を作成しました。
性能というよりもキャラクター性に関する説明を中心に扱っていきます。
なおベガはメインボスというキャラクターの性質上、1から10全て扱ってしまうと量が大変な事になってしまうため、一部作品では要点を抑えつつも一部抜粋で紹介する形になってしまいますが、何卒ご容赦ください。
↑なお前回の豪鬼に関する記事はこちら
スト6のカプコン公式PVはこちら
注意事項
①豪鬼と同様にシリーズ順にベガの姿を追います。作中の時系列は発売順でない事に注意して下さい。
シリーズ順
※ZEROシリーズとストⅢシリーズは同時開発の作品であり、発売順だけでいうなら
ZERO→ZERO2→ストⅢ→ストⅢ 2nd IMPACT→ZERO3→ストⅢ3rd になる。
作中時系列順
※スト2はマイナーチェンジ版が複数存在するが、ストーリーの変化自体はないため省略
※ZEROシリーズとⅲシリーズの間にEXシリーズが存在するが、開発会社の関係で扱いが複雑なため省略
②シリーズ順と作中時系列が異なる関係上、シリーズ内の表現に矛盾が存在する場合があります。
③使用したゲームは移植作品である関係上、移植元と表現等が異なる可能性は考えられます。
④PVにて「その名は俺が貰おう!」と発言していて意味深ですが、ファミ通の開発者インタビュー記事によると記憶喪失的な奴なだけでベガ本人らしいので本人として扱います。そのためベガ追加後に何かしらのどんでん返しがない限りは大丈夫かと思われます。
ベガの簡単な基本情報
ベガとはストリートファイターシリーズに登場する犯罪組織シャドルーのリーダーです。
シャドルーはシャドルー四天王を中心に組織され、ベガもその1人となっています。
シャドルーはあらゆる犯罪に手を染め、最終的には世界征服orベガの強化を目的に動く事が多いです。
↑好きなもの:世界征服 と書かれるほどに悪事に励んでいる。
歴代シリーズからベガの姿を追う
スーパーストリートファイターII
ストーリー面
ベガが初登場した作品。ストⅡには複数作品が存在するが各作品で少しずつ弄られている。
Ⅱ:CPU専用→Ⅱ´(ダッシュ):プレイアブル化→スパⅡ(因縁キャラ追加)→スパⅡX(豪鬼登場)
初代に次いで最初期の作品であるため、ストーリー性は薄いが、後年の作品では洗脳による最強の兵士・ベガの代替ボディ候補を見つけるために開催されたと説明される事が多く、ゲームの流れとしても各国代表の撃破→シャドルー四天王である三幹部の撃破→最後の四天王でありシャドルーボスであるベガの撃破→EDという流れになっている。
※微妙に説明の歯切れが悪いのはEDの方向性がキャラ毎に全く異なるため。シャドルーが壊滅するEDや逆にシャドルーが世界征服をするEDもあれば、何事もなく帰国するEDや大会そのものが親善試合扱いになるEDがあったりなどいまいち大会の扱いが安定していない。
↑30周年コレクションでの説明。一応下線部のような説明がされる。
↑しかし例えばザンギEDだと国際交流試合扱いになったりなど、いまいち描写が安定しない。
↑自キャラ以外の7キャラを倒すとシャドルー幹部達が表示され(左画像)
シャドルー幹部達を倒すとベガが登場してラスボス戦の流れになる(右画像)
なおこの仕様は初期のみで、これ以降は最初からシャドルーキャラも表示されている。
この時点でシャドルー四天王(ベガ・バイソン・バルログ・サガット)の設定が固まっている一方で、主人公のリュウとは特に因縁もなく、ベガ(シャドルー)との因縁があるのは四天王以外だと、ガイル・春麗の2キャラにスパⅡから追加されたキャミィ・サンダーホークの2キャラの合計4キャラとなっている。
またキャラクター性に言及しておくと、世界征服を目論む極悪人らしい言動をしており、この作品以降も基本的なスタンスは極悪人であるのだが、Ⅱの頃は珍しく武人らしい発言をする事があり、世界征服の過程で強者と戦う事を実は求めているのではないか?と匂わせている節がある。
↑基本は口が悪く世界征服を目論む悪人らしい発言が目立つ
↑しかしながら、自分より強者がいない事を嘆く一面も
↑公式キャラ図鑑でも「しかし、真の目的は世界征服ではないらしい。」と匂わせぽい発言が
↑EDについて春麗は父親の仇討ちエンド。このエンドのみ明確にシャドルーが壊滅している。
↑ガイルは友人の仇討ちエンド。ナッシュは次回作のZERO(時系列上はⅡの過去)にて登場する。
後々の作品を踏まえると、敗北を認め、妙に潔いベガの姿が印象的である。
↑動画は豪鬼の時にも紹介したが、キャミィはシャドルーのスパイだった事が明かされる。
ただしZEROシリーズで明かされる設定の方が衝撃的であり、まだこの頃は序の口に過ぎない。
↑ホークも仇討ちエンド。シャドルーにより一族が壊滅的な状況に追い込まれ、聖地を追われている。
EDでは描かれていないが、襲撃時に父親を殺され、恋人を誘拐されるなど散々である。
なおスト6に登場するリリーは血縁関係こそないものの、ホークと同族となっている。
↑ベガ自身のEDはⅡシリーズ内で二種類程あるが、どちらも世界征服EDとなっている。
戦士の洗脳や代替ボディの確保は何処へ…
↑スト5上でもスト2ベガは世界征服のための大会を開いていた事になっている。
↑なおベガED後の映像ではちゃっかりシャドルーの面々で表彰台に昇っている。
ベガ本人は基本コミカル要素が少ないシリアスなキャラなのだが、この時ばかりは流石にお茶目。
↑スト2の関係図。まだ人数はそこまでだが既に仇まみれである。
↑なおベガ以外の四天王達の参加理由も纏めておくと上記の通りである。
ものの見事に私欲のためであり、全体的に忠誠心は乏しく、ベガ自身も部下を信用していない。
性能面
初期こそCPU専用のボスキャラであったが、Ⅱ´の頃からシャドルー幹部と共にプレイアブル化した。
既にこの頃からベガの基本的な技は一通り揃っている。
一方でサイコパワー関連はサイコクラッシャーしかなかったりなど、
サイコパワー要素は薄く、本人が細身ながらもマッシブなのもあり格闘家感が強い。
↑ベガの代表的な技のサイコクラッシャー(左)とダブルニープレス(右)
↑空中機動変化系のヘッドプレス(左)にデビルリバース(右・turboでの追加技)
↑そして6のSA1にもなっていたニープレスナイトメア
↑下強Kのズサー蹴りもこの頃から。またこの頃はサイコパワーというより格闘家感が強い。
ストリートファイターZERO
ストーリー面※性能面はZERO3にて纏めて紹介
ストーリー上の時系列上ならベガが初登場するのがこのZEROシリーズ。
スト2から登場キャラの面子が一新された作品となっているが、まだリュウとの因縁はない。
一方でこの作品で大きく変わった点としては、ベガとの因縁を持っているキャラが多く、特にガイルがベガを追うきっかけになったナッシュと、ベガと同系統の力を持つローズの登場が挙げられる。この2人(と春麗)はベガとの関係性が特に重く、ベガが一度完全に倒されるスト5までの間、バチバチにやり合う事になっていく。
なおベガはこの作品だと隠しキャラとなっており、特定の方法でキャラ選択をしないと選べない。
キャラ選択画面でスタート画面を押しながら
↓↓ ←← ↓ ←← と素早く入力してから弱P強P同時押し
なお同時押しボタンを弱K強Kにすると2Pカラーになる
↑ベガがEDに関係する人物にチェックを入れてみたが、合計7人
ここに隠しキャラであるダンも入れれば全部で8人となる。
前作から大幅にベガが関係する人物が増えている。
↑アメリカ軍の腐敗を根本から正すために、腐敗の原因となったシャドルーを追うナッシュ
ベガを倒したと思ったら実は倒しきれておらず…というEDである。
結果的に不意打ちでナッシュを倒しているベガだが、後々を考えるとまだ正々堂々としている。
↑ローズはソウルパワーを、ベガはサイコパワーを、同系統の力を保有している両者。
ローズはそんなベガを止めるために戦うが、倒したと思ったら…というEDになっている。
なおなぜ2人が似た力を持っているのかは後々の作品で明らかにされる。
↑春麗は国際警察機構(インターポール)に所属しており、警察としてベガを追っている。
その中でベガが父の仇である事を知り、打倒ベガを再度誓うというED。
↑なおスト6のキンバリーの師匠であるガイもベガと戦っている。
シャドルーを止めるために戦っているらしいのだが、作中だけだと腕試し的に戦ってるような印象も
ベガ様勧誘伝説
ZEROベガはとにかく勧誘している所が目立つ。春麗EDでさえ途中で一度勧誘している始末。
シャドルーが人材不足に陥っているのか気になる所だが、勧誘を断っても殺しも洗脳もしないなど、後を踏まえると変に優しいベガとなっている。
↑サガットEDよりこの頃からシャドルー四天王が結成されている事が明らかになる。
↑打倒サガットを掲げるアドンが、サガットを倒した後にもわざわざベガは勧誘にやってくる。
しかしながらこの後この勧誘は断られて対峙する事に…
↑バーディの場合は逆に自らを売り込みにやって来る。
「俺が勝てれば幹部だぜぇ!」と意気込むバーディに「…勝てればな…!」と念押すベガが印象的。
↑極めつけはダンにまで勧誘にやってくる始末。一応サガットを倒した結果なので実力はあるが…。
意気揚々と勧誘にしに来たところを断られた結果、不貞腐れているようにも見えなくはない。
ストリートファイターZERO2
ストーリー面
参戦している面子がほぼZEROと変わらないため、内容自体はそこまで大きく変わらないものの、今作からついにリュウとベガとの間に因縁が生まれる。更にナッシュの扱いはこのZERO2のEDに則っていたりなど、後の作品では本作をベースにしている作品が見られるのも特徴的である。
ベガに関してもZERO2では前作程の勧誘ぷりは鳴りを潜めており、悪役らしく力ずくで物事を解決しようとする様子が見られる。
↑ついにベガとリュウの間に因縁が。注意点としてEDを見ても明らかのように正史ではない。
この頃は殺意の波動が設定として生まれた頃であり、その一環でベガがリュウに目を付けている。
↑ナッシュは相変わらずベガを追う者として描かれる。
ただし仲間に裏切られて死んでしまうEDとなっており、より悲惨な結末に。
↑ナッシュの仲間というのは非常に小規模な集団となっている。
本来は選りすぐりだった仲間たちの中に裏切者がいたというショックは計り知れない。
↑春麗やローズに関しても基本的な流れはZEROと同じ。
しいて言うならZEROにあった突っ込み所を無くし、違和感が無くなった。
※気絶した春麗を何故か放置したベガなどそういったシーンが無くなった。
↑一番変化が大きかったのはなんとサガット。格闘家として目覚めるEDである。
ZEROシリーズの後にⅡが来るため、未だシャドルーに所属すれど距離を取っており、
後々サガットがシャドルー四天王の地位を捨てるようなきっかけとなっている。
ストリートファイターZERO3
ストーリー面
いよいよZEROシリーズ最終局面に到達したZERO3。
ZERO3最大の特徴はなんと言ってもベガ本人を除いて全キャララスボス枠がベガである点。
このため、EDではあの手この手でベガが倒される形となっている。
※なおナッシュに関してはZERO2が正史なため実質パラレルだったり、一方で
↑ベガ本人を除く24キャラ全てがベガの敵。
扱いこそ差はあれど皆してベガを倒そうとしてくる。
※今回はプレイ出来なかったが、PSP版などでは更にキャラが増える。
ベガ(シャドルー)でいうと、本作ではサイコドライブ装置・代替ボディの確保・ドールズの3つが主軸となっている。
サイコドライブ装置は、ベガのサイコパワーを大幅に増幅する装置であり、この装置で①ベガを絶対無敵の戦士とする事 ②サイコパワーを利用した大型兵器を作る事 の2つを達成する事が目的となっており、ベガを倒しつつこのサイコドライブ装置を破壊する事こそが本作のメインストーリーと言える。
代替ボディの確保とは、ベガの肉体が増大するサイコパワーによって限界を迎えつつあり、そのために代替の肉体を探している。ZERO3ではシャドルーが人為的に代替ボディ候補を作成している事が示され、キャミィがその候補の1人である事が明らかにされている。
ドールズとは、ベガ親衛隊とも呼ばれるベガ直属の兵士の事であり、メンバー全員が洗脳されている。
メンバー全員が女性な上に、制服がかなりエグい事からよくネタにされるが、キャミィもこのドールズに所属している人物となっており、ZERO3にてキャミィはこの支配下を抜ける物語となっている。
ZERO3ではドールズのうちユーニ&ユーリの2人組と戦う事が出来るのだが、なんとこの2人のうちユーリ(茶髪)の方はサンダーホークの恋人となっており、家庭版では実際にサンダーホークがキャラとして追加され、EDでユーリを連れ帰っている様子が描かれているようである。
↑ドールズの面々(左画像)とユーニ&ユーリの2人(右画像)
↑ユーリの方はホークの恋人、ユーニは洗脳解放後はキャミィのいる特殊部隊デルタレッドへ
↑この2人はスト6にも出演している
↑ベガのストーリーはリュウがラスボスであり、リュウの体を確保するZERO2と似た流れ。
このED自体は他キャラでもベガ戦で敗れた場合に流れ、実質BADENDでもある。
↑ベガがリュウ戦で負けるorリュウでベガ戦に勝つと流れるEDがこの動画。
殺意の波動の目覚めを跳ね除け、そのままベガに打ち勝っている。
↑春麗は、キャミィの扱いを見てベガへの怒りをより一層燃やしている。
ついにベガを討ち取るが、大型兵器の事をベガが忘れているというどこか抜けたEDでもある。
↑ローズはついにベガを討ち取るものの、実はローズを通してベガの魂が残り続ける事を示すED
2人のパワーが似ているだけでなく、ベガは実はローズの師匠だったという衝撃の事実も明かされる。
↑30周年記念キャラガイドによると、ベガにも師匠がおり、師匠からパワーを引き継いだとされるが、
ベガがローズの師匠ならば、パワーを引き継がせたもう一人の弟子が謎になる。(画像左)
またローズに関しては実際にベガの支配下に置かれていた事が説明されている。(画像右)
↑キャミィのストーリーでは、キャミィがベガのコピーとして作られた事が明かされる。
ベガこそ打倒するものの展開的にもどこかバッドエンド味がある。
↑ここまでシリアスEDばかり紹介したが、中にはコミカルなものもある。
かりんのEDは財閥パワーには勝てなかったよEDである。それでいいのかシャドルー
↑個人的に一番ぶっ飛んでいると思うのは本田のED。
正面から頭突きでベガをぶっ飛ばした挙句、残ったドールズの世話をする謎EDとなっている。
更にこのベガ、サイコドライブでフルパワー状態と他EDでは例をみないレベルの強さである。
一体この頭突きにどれほどの力が秘められているのだろうか…
↑ZEROシリーズでの関係図。ベガへの関心自体はローズ・ナッシュ・春麗の3名が特に大きい。
性能面
ZEROシリーズのベガは、Ⅱの頃にくらべ、よりサイコパワー感を強調しているのが特徴。
サイコクラッシャーが基本的に超必限定になった代わりに飛び道具のサイコショットを出せたり、
移動技としてワープが使えるようになったりなど、超能力的な技が増えている。
↑新たに追加されたベガワープ(左画像)に、弾技のサイコショット(右技)
↑通常技自体はスト2ベガとあまり変わらない。ただし移動が空中浮遊となっており、格闘家感は薄れた
ストⅢ
ストⅢ自体はギル率いる秘密結社の時代のため、全くの不明。
後付けであるが、スト5でシャドルーが壊滅した後の時間軸である事を踏まえるなら納得である。
スーパーストリートファイターIV(ウル4)
ストーリー面
残念ながらウル4ではスト4アーケードのムービーを閲覧できないため、撮影する事は出来なかったが、スト4の頃にベガ復活の儀が行われており、どうやらストⅡの頃にも一度肉体の方は滅びているようである。
本作のベガは登場機会こそそれなりにあるものの、シャドルー再起編とも言える状態であり活躍そのものは少ない。というのも本作のメイン悪役はベガのスペアボディであるセスなため、ベガはというとセスの粛清に大忙しなためである。
↑セス&ジュリによってシャドルー内を荒らされており、世界征服に取り組む事態ではないベガ
↑なおジュリ自体はこの時に撃退している。
↑ベガのライバル関係に設定されているのはヴァイパーとジュリの2人
ヴァイパーはシャドルーを探るスパイであり身に付けている装備はSIN社のもの(左)
ジュリもヴァイパー同様SIN社に所属しているが、全てはシャドルーに復讐するためである(右)
↑ローズはというと、ベガによって一時的に支配され悪事に加担していた事を明かされてしまう。
これにより一度精神的に困窮してしまうも、ガイによって助けられている。
↑スト4での関係図
関係図について補足すると、左上はスト4主人公アベルであり、ナッシュが救助したベガの素体。
アベル本人は記憶喪失となっており、自分の正体を知るためセスやシャドルーを追っていた。
またキャミィの下にいる人物はディカープリであり、ベガ親衛隊であるドールズの1人。
キャミィと見た目が似ているが、これはベガコピーの成功作がキャミィで失敗作がディカープリなため
そのためシャドルーの洗脳の影響もあり、キャミィの事を酷く憎悪している。
性能面
ウルトラコンボ(超必殺技)としてナイトメアブースターとサイコパニッシャーの2つが追加された。
またZEROにあった弾が消え、全体的に移動が速いなど、スト2的な戦闘スタイルに回帰している。
↑ナイトメアブースター(左)とサイコパニッシャー(右)
↑スタイルとしてはZEROベガというよりストⅡベガに似ている
ストリートファイターⅤ
スト5のストーリーは、まさにシャドルーやベガとの決着を付ける物語。
今作でシャドルーは、黒い月によるサイコパワー増幅計画(チェインズ計画)を画策。
黒い月とは1つで大都市圏の電力を落とすパルス兵器となっており、この黒い月によって都市に壊滅的な被害を起こし、人々に混乱と恐怖を煽る事で負の感情によるサイコパワーの増幅を狙った計画となっている。
スト5でのシャドルーの動きを解説すると、スト5のストーリーを丸々解説する事になってしまうため、ベガ関係で限定すると、本作ではナッシュとリュウの2人が特に活躍している。
ナッシュはZERO2で死亡したキャラであるが、シャドルーのチェインズ計画を邪魔するために、ストⅢに登場する秘密結社の手によって復活している。ナッシュは本作で再びベガとの直接対決を行い、最終的には再び敗北して死亡してしまうが、ベガのサイコパワーを一部吸収し、そのままリュウへと繋げている。
そしてリュウは、ベガと戦い、ベガを倒す事に成功。この時ベガは右腕からヒビが入っていくような形になっており、これがスト6ベガの右腕に繋がっているのではないかと予想されている。
↑黒い月による宇宙からのパルス攻撃で地上に混乱をもたらすのがシャドルーの目的。
シャドルーはこれを宇宙に7つほど打ち上げており、世界的な混乱を起こそうとした。
↑ナッシュは最終的には死んでしまうが、ベガのサイコパワーを吸収してリュウへとバトンを繋げる
↑なお動画ではナッシュは爆発で亡くなっているが、アーケードではガイルの腕の中で亡くなっている
↑ベガはリュウの波動拳を受け止めた結果、そのまま肉体が耐えきれずに崩壊していく。
↑なおスト5でサガットに変わって四天王に就任したファンはベガのスカウトによるもの。
今までの四天王と異なり、ベガに心酔しており、最後までベガの傍で仕えた。
※ファンはスト6のAKIの師匠
↑スト5での関係図。ストーリーの形式上かなり纏まっている。
※なおこれまで散々ベガ打倒のために動いてきたローズだが、スト5で参戦しているものの、DLC組で参戦が遅かった事もあり、ベガ打倒の動きに一切関与していない。
スト5で明かされたベガの思念体の事。元々ベガは他人の肉体に乗り移る事で、消滅する事なく存続し続けられるとされていましたが、5から肉体が消滅しても思念体として魂が残る事が出来るとされています。しかし仮にそうであるなら6のベガはなぜ記憶喪失レベルにまで追い込まれてしまっているのか、謎が深まるばかりです。
↑公式によるファントムベガの解説
性能面
Vスキルでサイコパワーを纏って技が強化されたり、クリティカルアーツ(超必)がアルティメットサイコクラッシャーとサイコクラッシャー系統の技に回帰したりしている。
注目ポイントはステップ移動でワープなどはするものの、移動自体はかなりゆったりしている所。スト4と打って変わってドッシリ構えて戦うキャラクターとなっている。
↑クリティカルアーツ(超必)のアルティメットサイコクラッシャー
↑弾も打撃も取れる当身技のサイコリジェクト
↑基本はそのままだが、移動面はかなりゆったり
おわりに
以上が歴代ベガの姿を纏めたものとなっています。
メインボス格らしく、作品に応じて色々な悪事を画策し、自身の強大化に努めている事がよくわかりました。また、ボス故に様々なキャラクター達との間に因縁があるキャラクターとなっており、6でも過去作からの続投組がどのような反応をするのか気になる所です。
もう1点気になるのはベガの過去回りです。豪鬼の時には過去の様子がちょくちょく描写されていたりしたのですが、ベガの場合は不明な点がかなり多く、師匠の姿も明らかにされていません。スト6ではワールドツアーの主人公がJPからあっさりサイコパワーを引き継いでいますが、作中描写を見る限り、本来はベガとその弟子であるローズ、そしてベガの師匠が分け与えたもう1人の謎の人物しか扱えない力であるはずです。
スト6のベガは記憶喪失という事らしいので、どこまで深堀されるかは全くの未知数ですが、筆者が注目しているポイントとなっています。
なお順当にいくなら次に執筆するキャラはテリーという事になるかと思うのですが、テリー周りは現状過去作を纏めて遊べるような記念作品が存在しないため、大分尻込みしている状況下にあります。そのため一部作品だけ取り上げて簡単に概観するか、全く別のキャラクターについて触れるかは現状未定となっております。餓狼はともかくとして、KOFが今年で30周年なので、餓狼新作以外でこの絡みで何か動きはなかろうかと注目している所です。
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